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就職祝いとそのお返しはどうすればいい?
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就職祝いとそのお返しはどうすればいい?

人生の大きなステップとなる就職。年代によって差があるとはいえ、いつの時代も就職活動は厳しいものです。無事就職を決めたらとてもおめでたい事ですので、新生活へ気持ちよく送り出してあげるためにも、就職祝いは欠かせない行事と言えます。
一般的に就職祝いは、家族などの内輪でささやかなお祝いをするケースがほとんど。さらに、パーティーなどのような大々的な催しよりも、自宅やレストランなどでお祝いの席を設けるケースが多いでしょう。お祝いの方法は何であれ、社会へ羽ばたく若人の今後の発展を祈り、真心こめて新しい門出の祝福をしてあげたいものです。以下では、一般的な就職祝いの例をいくつかピックアップして紹介していますので、是非参考にしてみてください。

就職祝いの仕方

就職祝いの席を設ける

就職のお祝いは家族や親族など、ごく内輪で行うのが一般的です。さらに、仲の良い友人の就職をお祝いするケースも多く、どちらの場合も自宅またはレストランなどで食事会を催すのがスタンダードでしょう。

お祝いの品は何がいい?

社会人としての第一歩を踏み出したお祝いをするので、ネクタイ、スカーフ、ベルト、名刺入れ、ビジネスバッグなど、新生活に役立ちそうなアイテムを贈ると喜ばれます。しかしながら、カジュアルなものや原色を使った目立つデザインのものは避けましょう。名刺入れであれば黒や茶系、腕時計ならスーツに合う様なアナログ式のもの。さらに、ビジネスバッグの場合は名刺入れ同様、黒や茶系の色を選び、A4サイズの書類が入るサイズで、収納するポケットが多いなど、機能的なものを選ぶのがオススメです。ちなみに、家族や親戚など、複数から贈られるケースも十分考えられるので、品物が被らないよう、事前に本人に確認しておくのも良いでしょう。もしくは、商品券やカタログギフトを贈り、欲しいものを自身に選んでもらうなどの手段を取るのも手です。もし、就職する方が今まで住んでいた実家を離れ、ひとり暮らしを始めるのであれば、掃除機や電子レンジ、さらには電気ポットなどの家電製品や食器、炊事道具なども喜ばれるでしょう。
なお、お祝い金を包む場合の相場は、5千円から5万円と大きな幅があります。付き合いの深さや贈り主の年齢によって変わってきますが、一般的には1万円という数字が目安となります。また、友人としてお祝い金を贈る場合は、一人ずつ1万円を贈るより、何人か連名でお金を集め、一つにまとめて渡すといった方法を取るケースもあるようです。
ちなみに、学校の卒業と同時に就職する場合は、卒業と就職の両方をまとめてお祝いするケースもよく見られます。

お祝いを贈る時期と贈るときの体裁

お祝いは、入社前までに贈るのがベター。仕事で使える小物や雑貨を贈るケースが多いので、できる限り働き始める前に渡しておくべきです。やむを得ず間に合わなかった場合でも、入社式後一ヵ月以内に贈るようにしましょう。もし直接会うタイミングがなければ、お祝いのメッセージをつけて本人宛に送るのも手です。
尚、お祝いの金品を贈るときの体裁は、のしつき、紅白の蝶結びの水引をかけ、表書きを「祝御就職」「就職御祝」などとします。

就職祝いのお礼はどうすればいい?

就職祝いのお返しは不要

入学祝いなどと同様で、就職祝いも基本的にお返しの必要はありません。もちろん、どうしてもお返しをしたい場合は構いませんが、高価なものをお返しするのはやめましょう。目安となる金額などは別段ありませんが、ハンカチやお菓子など、ちょっとしたもので構いません。また、お礼の言葉やメッセージを送るなら、できれば本人から直接するべきです。これから社会に出て立派に独り立ちする訳ですから、決意表明として、大人らしい対応をすべきです。

就職後のあいさつ

お返しの必要はありませんが、初任給が出たあとにでも、就職をお祝いしてくださった方々や、特にお世話になった方々のところへ近況報告を兼ね、手土産を持参してお礼のあいさつへ行くとよいでしょう。また、友人からお祝いしてもらったお返しに、食事などをご馳走するケースも多いようです。