書き初めの基礎知識!どんな文字を書けばいいの?
書き初めはその年の初めに筆で文字や絵を描くことをいいます。
習字のイメージが強いですが、文字だけでなく絵を描いても書き初めになります。
元々は宮中行事として行われていましたが、今は一般にも普及しており、書き初め大会なども行われています。
目次
書き初めとは?
書き初めって何?
小学生の時、冬休みの宿題で書き初めをした人も多いはずです。
今は勉強にもパソコンやタブレットを使うようになっているので、文字を書く機会はどんどん減ってきています。
学校に通っている間は、授業中にノートを取りますし、宿題でも文字を書きますが、新しい年を迎え、書き初めをすることで、字がうまくなりますように!という願いが込められているのです。
鉛筆がない時代は筆を使って字を書いていました。
これは学生や子供も同じです。
書き初めを書くことにも意味がありますが小正月に行う、とんど焼きでは、正月に使った飾りや御札を燃やします。
この時書き初めでも一緒に燃やしますが、これにも文字が上手になるという言い伝えがあります。
昔は字がうまくなるようにという願いを込めて書き初めをしましたが、今は丁寧に文字を書き、文字の大切さを学ぶという意味も含まれているようです。
書き初めの由来
書き初めは平安時代に行われていた、宮中行事が徐々に形を変え、現在の書き初めになっていきます。
平安時代は宮中行事として、元旦に若水を汲み、その水で墨をすり、恵方を向き詩歌を書いていました。
その後江戸時代になり、寺子屋で勉強をする際、字がうまくなるようにという願いを込めて書き初めをするようになります。
この頃は文字を書くのに子供も筆を使っていましたから、書き初めの意味も今とはだいぶ違います。
ただ、現在も書き初めをする目的として、字がうまくなるようにという願いは込められています。
書き初めはいつやる?
書き初めをする日
書き初めをする日は、新しい年を迎えてからの事始めとなる、1月2日です。
小学校では今も冬休みの宿題に書き初めがありますが、お正月休みということもあって、2日に書き初めをする人は少ないかもしれません。
宿題でも特に、1月2日にやらなければいけないとは言われませんが、事始めに何かをすると、長続きするとか、うまくことが運ぶという言い伝えがあります。
書き初めでは抱負や目標を文字にするので、2日に行うのは大いに意味があります。
これは小学生の宿題に限らず、大人にも言えることですから、次のお正月には書き初めに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ついだらだら過ごし勝ちなお正月休みも、書き初めをすると気が引き締り気持ちよく過ごせるかもしれません。
書き初めはしないとダメなの?
書き初めは絶対にしないといけないものなのでしょうか?
小学校の宿題で書き初めがある場合は、しなければいけませんが、それ以外では絶対にしなければいけないことはなく、別にやらなくても生活に支障は出ません。
ただ、現在はパソコンやスマホ、タブレットがあるため、文字を書くという機会はどんどん減ってきています。
大人に限らず子供もパソコンやタブレットで勉強ができる時代ですから、これから先は今よりも文字を書くという機会は減っていくでしょう。
1年のスタートを切るにあたり、気持ちを引き締める意味でも、昔の書き初めになぞらえて、背筋を伸ばし、墨をすり筆で文字を書いてみてはいかがでしょうか。
書き初めで何を書く?
ひらがな
書き初めをしようにも、何を書いていいかわからない時は、干支や1年の抱負を書いてみましょう。
学校の宿題でテーマが決まっている場合はそれに従いますが、せっかく書き初めをするなら他にも自分の好きな文字を書いてみましょう。
大人は漢字を選びますが、ひらがなでもOKです。
特に決まりはないので、好きな言葉や、文字を選べます。
なかなか決まらない時は、干支やお正月に関するめでたい縁起のいい言葉だと書きやすいです。
使う半紙の大きさにより文字数も変わってきますが、2文字なら真ん中に大きく縦に、3文字から4文字の場合は右上から右下、左上から左下の順に書いていきます。
縦に長い半紙の場合は、文字数によって1文字の大きさのバランスを考えて書きます。
最初に大きく書くと下に行くほどスペースが足りなくなり、最後の方の文字が小さくなるので注意してください。
漢字
書き初めで漢字を書きたい時は、こちらもやはりお正月に関する言葉や、おめでたい言葉が向いています。
他には空や海など力強く大きいもの、四字熟語などもおすすめです。
四字熟語の中には、1年の抱負に相応しいものもありますから、目標を書き初めで書いたら、壁に貼っておくのもいいかもしれません。
学校の宿題の場合は学校に提出しますが、それ以外ではせっかく書いた書き初めを捨ててしまうのも気が引けるものです。
処分に困った時は、とんど焼きに持っていき燃やしてもらうことができます。
燃やした時の煙が高いほど、字がうまくなると言われているので、煙の高さも確認しておきましょう。
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