忘年会の会場選びで失敗しないポイント
忘年会は、一年を締めくくる納会です。単なる飲み会以上に盛り上げたいのは当然ですが、職場の忘年会の場合は上司も部下も一斉に集まる会合になることを忘れてはなりません。会場選びは、幅広い世代や立場の人が満足できる場にすることが大切です。ここでは、忘年会の会場選びについてのポイントについてお話します。
忘年会場のチェックポイント
参加しやすい場所
会場に選びたい場所は、参加者が足を運びやすいことが大切です。職場の忘年会の場合は、職場の近くに会場をセッティングして、当日仕事に忙しい人にもアクセスしやすいようにしましょう。会場自体は良い雰囲気にもかかわらず、アクセスしにくい場所だったということになると、後々の評判に影響が出てきます。さらに気を利かせた会場選びにするには、二次会に便利なお店が周辺にあるかどうかもチェックしておくことです。プライベートの忘年会でも、参加者が集まりやすいこと、駅近であることは高ポイントです。
個室か貸切で
職場などのパブリックな忘年会ほど、周囲の目が気になります。職場のイメージもありますし、うっかり社外秘が漏れてしまわないように注意しなければなりません。そのため、会場は個室か貸切がおすすめです。そのほうが、余興なども行いやすいでしょう。規模が大きな集まりの場合は特に、融通がききやすい貸切が便利です。
お店のジャンルは、年齢層が幅広い場合、落ち着いた雰囲気を優先しましょう。和風居酒屋などは、どの世代にも受け入れられやすいものです。打ち解けた関係での集まりの場合は、参加者にリクエストをとってみるのも一案です。毎年のように同じ会場が好まれることもあれば、飽きられてしまうこともあります。毎年楽しい会にするために、去年は洋風だったので今年は中華風でというように趣向を変えてみるのも面白いものです。
女性の参加者が多いときは、靴を脱がずに済む席が喜ばれることもあります。ブーツを履いている女性も多いシーズンだけに、靴を脱ぐ会場というだけで嫌がられてしまわないように配慮しましょう。
料理とお酒
忘年会では、基本的に飲み放題が好まれます。プライベートな集まりの場合は参加者それぞれが好きな飲み物を注文するスタイルが好まれることもありますが、予算を考えると飲み放題にしたほうがお得です。そこで肝心になるのが、飲み放題の内容です。お酒が好きな参加者にとって、どの飲み物が飲み放題になるのかは重要です。リーズナブルな飲み放題だと思ったら、ビールが発泡酒だったというケースもあります。
それほどの量は飲まないものの、お酒の内容にこだわりたい参加者の場合、サワーの種類やカクテルがあると満足してもらえることもありがちです。日本酒が飲みたい上司がいるにもかかわらず飲み放題メニューに日本酒が含まれていない場合、追加注文せざるを得ないかもしれません。お酒の雰囲気だけ楽しみたい参加者のために、ノンアルコールのドリンクがあったほうがよい場合もあります。
貸切でブッフェ形式という忘年会も可能ですが、コース料理にすることも多いものです。料理の質や量にも気を配っておき、参加者の満足度を高めましょう。遅れて参加する人がいる場合、料理を十分に楽しんでもらえない可能性があります。その際の配慮もしておくと、喜ばれます。
年末には、日本全国が忘年会シーズンとなります。せっかく良い会場を見つけたにもかかわらず、予約が取れず満足してもらえない会場になってしまうのは残念です。早めに日程を決めて、会場予約をすかさず入れておくのが成功するポイントです。
下見でのチェックポイント
下見のすすめ
会場の下見は、事前に必ずしておくことをおすすめします。インターネットで良さそうな雰囲気のお店を見つけても、実際に利用してみるとイメージと違ったということがありがちです。下見をして会場選びをすることで、より楽しい忘年会にできます。下見のために利用してみると、お店側が協力的かどうかも判断できるでしょう。会場の雰囲気は、料理やおしゃれかどうかだけでは決まりません。接客してくれる人によっても、その時間を楽しめるかどうかが左右されるのです。お店としても、どのようなお客が利用するのかを把握していれば、サービスしやすいでしょう。
下見のチェックポイント
会場の下見をするときには、チェックしておきたいポイントをあらかじめ控えておくことです。当たり前のようなことでも、きちんとチェックしておけば後々困ることがありません。押さえておきたい基本的なポイントとして、収容人数や予算、会場の雰囲気やスタイル(座敷・貸切・個室など)、コース内容とドリンク内容についてがあります。これらは最も基本なポイントで、最優先にチェックしておきたいことです。
参加人数が変わったときの変更方法やキャンセル料などについても、確認しておくことが大切です。キャンセルなどしないと思っていても、何があるかはわかりません。万が一のことを想定して、備えておくことが幹事には必要です。会が盛り上がったときに、どのくらいにぎやかにしてもよいかも重要です。楽しく盛り上がっていたら注意されてしまったなどということになれば、一気に雰囲気が悪くなってしまいかねません。楽しみながら、なおかつお店に迷惑がかからないようにすることが肝心です。
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