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七福神めぐりとはどういう行事?
七福神めぐり(七福神巡り)
 

七福神めぐりとはどういう行事?

福徳をもたらしてくれる七福神が祀られている寺社をお参りするのが七福神めぐりです。七福神といういわば神様のユニットと、七福神への信仰は室町時代に生まれています。そして、江戸時代にはご利益を求めて正月に七福神めぐりが盛んに行われるようになったといいます。このページではそんな七福神めぐりの歴史やどういう七福神巡りがあるのか、また七福神の成り立ちやそれぞれの神様の由来やご利益などを紹介しています。運気を上げたいと思い立ったら、江戸時代の人達に倣って縁起を担いで七福神めぐりをしてみると良いかもしれません。

七福神めぐりのはじまりとそれぞれの神様

全国では300以上あるといわれる七福神めぐり

七福神めぐりは、江戸時代に江戸っ子達のあいだで正月行事として流行りはじめたといいます。それが全国に広がり、現在では七福神めぐりが全国で300ヵ所以上あるといわれています。たとえば七福神めぐりの発祥の地とされる東京の有名どころをあげてみると、都内最古の谷中七福神をはじめ、由緒ある寺社の元祖山手七福神、今に残る江戸の風情がうかがえる浅草名所七福神をはじめ深川、柴又、亀戸、日本橋と多数くの七福神めぐりがあります。これだけ多くの地方や地域で七福神めぐりがあるのは、それだけ多くの人達からの人気を集めていたといえるでしょう。
さて、これだけ多くの支持を集める七福神とはどういう神様達で、どういうご利益があるのでしょうか。また七福神とはそもそもどういう神様達なのか、簡単におさらいしていきましょう。

七福神の由来

七福神への信仰は室町時代から生まれたと考えられています。当時人気のあった福徳の神様を集めたもので、古代中国の竹林の七賢に倣ったとも、仏典にある七難即滅、七福即生(7つの災難がすぐに消滅して、7つの福がすぐに生まれるという意味)が由来になったともいわれています。神様の数が多かったりするなど最初から今あるような七福神の形ではなかったようですが、七福神めぐりの始まる江戸時代には現在の七福神の形に落ち着いていたようです。

恵比寿天以外は元を辿ればすべて海外の神様の七福神

それでは次に、七福神のそれぞれの名前と由来やご利益をあげていきましょう。まず恵比寿天は、蛭子尊もしくは事代主(ことしろぬし)とされています。漁業や商売繁盛の神様で、福財を授けてくれるとされています。
次に大黒天はヒンドゥー教のシヴァ神の別名のマハーカーラです。台所の神、五穀豊穣の神様で豊作、商売繁盛、出世開運がご利益です。毘沙門天も同じくインドのヒンドゥー教のヴァイシュラバナという神様で金運UPがご利益といわれています。弁才天も同じくサラスヴァティーという元はインドの水の女神です。ご利益は金運が主なようです。
七福神の残りの神様は中国からです。寿老人と福禄寿は道教に出てくる神様で、長寿などがご利益です。最後の布袋尊は中国に実際にいた禅宗のお坊さんで家運などがご利益です。
まだ近代化していない古い時代の日本にとっては、世界とは唐・天竺(現在の中国とインドの領域)でした。三国一の〜という優れたさまを形容する言葉がありましたが、これは日本と唐、天竺で一番ということを意味しています。七福神には日本と唐・天竺の神様が一堂に会しているわけで、世界の神様のオールスターといえなくもないかもしれません。

七福神めぐりのやり方やマナー

七福神めぐりをはじめるには?

まずは住まいから最も近い七福神めぐりのコースを調べてみるといいでしょう。都市部であれば近くに固まって七福神を祀る寺社が存在していることが多いでしょう。地方だと複数の市町村、さらに県境をまたぐような場合もあるようです。有名な七福神めぐりでは、webサイトなどに寺社の巡り順と利用できる公共交通機関が掲載されていることもあります。また、ひとつの寺社に複数の、ときには七福神すべてが祀られている場合もあるようです。
また、七福神めぐりは元々正月の行事として流行りましたので、1月の一定期間だけという場合が比較的多いです。その一例をあげると、谷中七福神巡りは1月1日から1月15日までの期間となっています。しかし、一年を通じて七福神めぐりができるコースもあります。浅草名所七福神めぐりは通年行えるようです。ともかく、最初はどこの七福神めぐりをするのか、期間や寺社の参拝できる時間などのリサーチからはじめましょう。

七福神めぐりに用意したいご朱印帳

七福神めぐりには限りませんが、寺社にはご朱印というものがあります。昨今御朱印ガールなどと呼ばれて人気のようですが、もともとのご朱印とは神社やお寺で写経を納めた際に頂いていたと言われています。このご朱印をしてもらうための手帳をご朱印帳といいます。今ではかなり俗っぽい言い方をすると、スタンプカードのようなものを連想すると、少し分かりやすいかもしれません。ただし、ご朱印を頂くには、初穂料や御布施が必要な場合がほとんどですし、本来のやり方に則って写経の奉納が必要な場合もあります。また、すべての寺社が行っているわけでもありませんから、そこのところは注意が必要です。
ともあれ、せっかく七福神めぐりをするのですから、このご朱印帳を用意して、参拝した記念を集めてみるのもよいのではないでしょうか。ご朱印帳は参拝する寺社で販売していることもありますし、書店や文具店、仏具店などでも販売されています。装丁のデザインもさまざまですから、七福神めぐりをする前に好みのものをひとつ購入しておくと良いでしょう。