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小雪とはどんな時期か?
二十四節気
 

小雪とはどんな時期か?

11月も下旬に差し掛かり、全国的に寒さが厳しくなり始める時期になります。小雪(しょうせつ)とは、市街地にはまだ本格的な降雪はなく、高い山などでは白いものが見え始めるといった冬の到来を目前に感じる、立冬の後の時期を指します。七十二候に於ける小雪についてはもちろん、小雪の時期の旬やイベントについて、詳しく紹介していきます。

小雪とは?

小雪の意味とは?

小雪は「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるが故なり」と記された時期のことです。語感からなんとなくわかる様に、雨が雪に変わるほど寒くなる時期で、寒冷地や山岳地方ではこの時期から雪が降り始めます。二十四節気では20番目の節気であり、毎年11月22日頃が小雪にあたるとされます。旧暦では10月内を指しますが、気候は冬です。しかしながら、本格的な冬というにはまだ早く、稀に暖かい日もあるなど、冬初頭の不安定な天候が多いのが小雪の特徴と言えるでしょう。そのあたりから服装のチョイスが難しく、中には薄着で外に出てしまい、体調を崩してしまう方も少なくありません。気温差の激しい地域にお住まいの場合は、暖かい日とは言え、朝晩の気温は低くなるので万全な防寒対策をしてお出かけすべきでしょう。

小雪の時期の旬の食材や草花は?

小雪の時期に旬を迎える食材としては、まず野菜だと春菊、長ネギ、白菜、ブロッコリーなどが挙げられます。中でもほうれん草は、ヨーロッパ地方では「胃腸のほうき」と言われており、消化吸収がよく、食物繊維が多く含まれるため整腸作用が高く、貧血防止にもなることから人気の食材となっています。お鍋やうどんの具としてはもちろん、そのまま湯がき、おひたしとして食すのも美味しく、万能な野菜と言えます。
さらに果物の旬としてはキウイやリンゴなどがありますが、中でもみかんは冬の果物として外せない一品でしょう。ご存知の様にビタミンCを多く含んでおり、骨粗しょう症の予防にも効果的な食べ物だと言われています。日本では冬の代名詞こたつとみかんは切っても切れない関係として、多くの方から食される一品ですが、食べ過ぎると逆に体温が下がってしまうので、くれぐれも注意してください。
そして、小雪の時期に旬を迎える魚介類は伊勢海老、ふぐ、うなぎなど、高級食材が目白押しな中、特筆すべきは「カニ」に他なりません。鍋の具材としてはもちろん、地域によっては刺身で楽しむところもあります。タンパクで食べ応えのあるタラバガニや、旨味が随所に凝縮されたズワイガニなど、冬には欠かせない食材です。

七十二候における小雪

小雪の初候は「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」です。これは、曇りが多く、陽射しが弱まり、虹を見る機会が滅法減ってしまうことを意味しています。ちなみに、この時期の虹は夏の時のようにくっきりと見えるのではなく、ボンヤリとして見えるだけでなく、すぐに消えてしまうという特徴があるそうです。
そして次候は「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」となり、これは冷たい北風が木の葉を落とす頃を指します。朔風というのは北風を指し、地面に敷き詰められた落ち葉と、葉がなくなった寒々しい木々は、冬の景色の象徴と言われており、小雪の時期になると各地でその様子を見ることができます。さらに末候は「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」。橘の実が黄色くなっていく様を表現したものです。ちなみに橘とは柑橘のことを指します。柑橘は古くから国内に自生しており、常緑植物であることから「永遠」を意味するとされ、不老不死の実として長く認識されています。

小雪の時期に行われるイベント

五穀豊穣を祝う新嘗祭が有名

小雪の時期となる11月23日は、新穀の収穫を感謝するお祭り「新嘗祭(にいなめさい)」が行われることで有名です。「新嘗」とは、その年に収穫された穀物を食すことを指し、この日は収穫された新穀を神様に奉り、感謝を捧げてからそれを食します。古来より伝わる歴史的な行事で、現在でも一部の神社で行われています。ちなみにこの新嘗祭が、勤労感謝の日の由来でもあります。

その他のイベントは?

秋祭りが終わり、年末まであまり大々的なお祭りはないかと思われがちですが、小雪の時期も全国的に様々な行事が執り行われています。例えば、栃木県宇都宮市で行われる「梵天祭り」もこの時期に行われる行事として知られています。梵天祭りは秋の例大祭として毎年11月23、24日に羽黒山(はぐろさん)神社で行われ、五穀豊穣や無病息災を願うお祭りです。法被姿の若者が、威勢のいい掛け声とともに梵天を担いで練り歩く様は、見る人も元気をもらえるということから、毎年全国から大勢の観光客を集めることで知られています。