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小暑とはどんな時期か?
二十四節気
 

小暑とはどんな時期か?

7月に入ると、梅雨明けが間近に迫り、いよいよ夏本番を目前に控えます。朝晩の気温も高まりますが、気候はまだ春めいており、さほど暑さを感じない地方も多いのではないでしょうか。ここでは、小暑とはどんな時期なのか? この時期の旬やイベントには、どんなものがあるのでしょうか? 以下で詳しく紹介していきます。

小暑とは?

小暑の特徴を知ろう

二十四節気において11番目の節気となる小暑は、読んで字のごとく「少しずつ暑くなっていく」という意味を持つ時期です。確かに、梅雨明け前は湿気が高く、ジメジメとした暑さを感じる時期ではありますが、真夏のうだる様な暑さを感じることは皆無でしょう。さらに、場所によっては小暑を「本格的な暑さを迎える時期」と表しているところもある様ですが、南方から徐々に梅雨明けしていくことから考えると、小暑の時期はちょうど季節の変わり目というのが近い表現なのではないかと思います。ちなみに、小暑を迎える日に至っても梅雨入りしない場合は、気象庁から梅雨入りの特定ができないとされ、梅雨入りの事実は発表されません。故に、四国、北陸、近畿地方においては、「梅雨入りなし」の年が稀にあります。
暦便覧において小暑は「大暑来れる前なればなり」と記されており、つまり真夏を直前に控えた時期であることを表しています。この時期の特徴としては「蝉が鳴き始める」ことです。多くの方が蝉の鳴き声を聞くと「もうすぐ夏本番か」と思うのではないでしょうか。

小暑の時期の旬の食材や草花は?

小暑の時期の旬と言えば、何と言っても「夏野菜」ではなでしょうか、オクラやトマト、ししとう、ナスなど、瑞々しくジューシーな野菜が店頭に出回ります。中でもトウモロコシは夏野菜の台頭として、多くの方が認識していると思います。茹でてもよし、焼いてもよしといったトウモロコシは、夏祭りの屋台でも人気のメニューでしょう。しかしながら気をつけるべきは「品質管理」です。小暑の時期は湿気も高く、物が腐りやすい時期です。冷蔵庫に入れず外で管理するのはご法度。大量に食材を買い込むことを自粛し、短期間で食べられる量を考えて買うことを意識しましょう。
さらに、旬という訳ではありませんが、小暑から大暑にかけて摂取すべき野菜の台頭として挙げたいのは「ニンニク」です。古代エジプトにおいて、アリシンという成分がエネルギーを発してくれることからピラミッド建造者に与えられたと言われています。つまり、スタミナのつく食材であり、暑い夏を乗り切るためには欠かせない物と言えるでしょう。

七十二候における小暑

七十二候における小暑の初候は「温風至(あつかぜいたる)」。温かい風が吹いて来る頃を意味します。ちなみに、「温風」とは、湿った空気が山谷を越えて、乾いた温風に変化し、吹き降ろして来るという「フェーン現象」のことを表していると言われています。
そして次候は「蓮始開(はすはじめてひらく」となります。これはそのままの意味で、蓮の花が開き、花を咲かせる頃を表しています。蓮とは、インド亜大陸とその周辺を原産地とする花。地中の茎が伸び、水面に葉を出すという特徴を持っています。早朝に花が咲き昼には閉じてしまうだけでなく、花が開いてから四日目には散ってしまうという短命な花です。
そして小暑の末候は「鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)」。これは、鷹の成長過程を表しているもので、春に孵化した鷹の雛が、飛び方や獲物の捕り方を覚え、独り立ちする準備を学習する時期と表しています。

小暑の時期に行われるイベント

7月と言えば「七夕」

7月のメインイベントと言えば、七夕です。ご存知、織姫と彦星が年に一度だけ天の川を渡って会うことができるという逸話を元に祝われる日。京都府の北野天満宮や香川県の金刀比羅宮での七夕蹴鞠など、全国各地で七夕にちなんだイベントが催されます。中でも、宮城県仙台市で行われる「仙台七夕祭り」は、藩祖伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、今や世界一を誇る「紙と竹」の優美な祭典として、国内のみならず、海外からも多くの観光客が訪れることで有名です。期間中は、仙台市内中心部だけでなく、周辺商店街に至る街全体が色鮮やかな七夕飾りで埋め尽くされ、200万人を超える観光客を魅了しています。

京都の夏を彩る「祇園祭」

小暑の時期は、七夕のみならず「祇園祭」が行われる時期でもあります。祇園祭は日本三大祭の一つとして広く知られ、毎年7月1日から31日までの1ヶ月間、京都市内の中心部や、東山区の八坂神社で行われます。宵山からクライマックスの山鉾(やまほこ)巡行まで、期間中は街全体がお祭りムードとなり、多くの観光客で賑わいます。祇園祭の名物と言えば「ちまき」です。ちなみに祇園祭のちまきとは、食べ物ではなく厄除けのお守りのことを指し、家の門口に吊るしておくのがしきたりだそうです。また、観光客の中にはこれを食べられるちまきと勘違いするケースが多いことから、生麸(なまふ)を使った食べられるちまきも販売されるようになったそうです。

その他のイベントは?

祭りの盛んな時期故、全国各地で大小様々なお祭りが開催されます。中でも、石川県鳳珠郡(ほうすぐん)能登町では、小暑の時期に「あばれ祭り」が行われます。このお祭りは石川県無形民俗文化財にも指定されていて、多くの観光客で賑わうことで有名です。その名の通り、激しい祭りとして名が知れており、キリコと呼ばれる奉燈(ほうとう)が松明の中を舞ったり、神輿を川に投げ入れたり、地面に叩きつけるなど、非常に荒々しい様子を見ることができます。ちなみにこのお祭りは疫病を鎮めるために行われたのが始まりとされています。