デキるビジネスマンは知ってる? 挨拶回りのマナーとは?
多くのビジネスマンにとって、営業先や取引先と良好な関係を築くことは、何よりも重要な任務でしょう。商品のPRや、年末年始のご挨拶など、何かとお客様と接する機会が多いビジネスマンにとって、挨拶回りでのマナーは是非知っておきたいところでしょう。ここでは、シチュエーションごとに挨拶回りに欠かせないマナーについて紹介していきます。
目次
挨拶回りの基本マナーを知る
アポ取りは相手の都合を最優先に!
挨拶回りをする際に先ず気をつけるべき点は「アポイント」でしょう。もちろん、近くに寄ったからといって突然押しかけるのは、相手にあまり良い印象を与えません。短時間の用件であれ、必ず事前にお伺いをたてるのはビジネスマンではなくても当然のマナーと言えます。さらに、アポイントを取る際は、訪問希望日の2〜3週間前に連絡しておくのがベターです。とは言え、仕事によっては急にお伺いしなければならないケースも出てくるでしょう。その際は遅くとも、前日までに電話などで時間を決めておくべきです。また、どんなケースであっても、こちら側の都合で日時を決めるのではなく、相手に合わせることを心がけましょう。
アポ取りのタイミングにも注意しよう
一日でも早く相手にアポイントを取らなければならないという焦りから、思い立ったその時に先方へ連絡してしまうそそっかしい方もいらっしゃるかと思います。しかし、アポ取りの連絡をする際も相手の都合を考え、個人宅、企業問わず、お食事時や遅い時間を避けるなどの工夫が必要です。
お伺いする際の「身だしなみ」にも気を遣おう
外回りの多いビジネスマンとって、最も注意すべき点が「身だしなみ」です。露出が多い服装や、着崩したスタイル、さらには派手なヘアスタイルや匂いの強い整髪料、香水などは絶対に避けましょう。さらに、ストッキングが伝線していたり、靴が泥だらけなど、見た目でだらしない印象を与えるのもNGです。例えば雨が降っている日などは、靴下の替えを持参したり、靴を拭く布などを用意しておくなどの準備をしておくと良いでしょう。さらにパーティーなど正装でお伺いする場合は、会場に着くまでの間はレインコートなどを着ておき、衣服を汚さない工夫もすべきです。
やむなくお伺いできなくなった際の対応は?
アポイントを取っていたにも関わらず、移動中の事故や急用などによって、意図せずお伺いするのが難しくなってしまうケースもあるでしょう。その際は、すぐに相手先に電話をかけ、お伺いできない旨を伝えましょう。伝える内容として適切なのは、きちんと先方が納得できる理由を丁寧に話すことです。「急用によりお伺いできなくなってしまいました」だけでは不十分ですし、理解してもらえないかもしれません。さらに、数日中にお詫びのお手紙やメールを出すなどの心配りも必要です。そのまま放置してしまうと、相手に悪い印象しか与えず、ビジネスの機会をみすみす失いかねませんので、十分注意しましょう。
ちなみに、渋滞や事故などにより、設定した時間に間に合わない場合も早めに連絡し、遅れる旨を伝え、お詫びしておきましょう。その際は、遅れる理由と到着時間について伝えることを忘れずに。
年末年始の挨拶回りはどうするか?
訪問準備は入念に!
年末年始に「今年もお世話になりました」「来年もよろしくお願いします」という感謝の意を込めて、挨拶回りを行うビジネスマンは少なくないでしょう。ただでさえ忙しい時期にお伺いする訳ですから、いつも以上に気をつかう必要があります。
まず、年末年始の挨拶は基本「数分」で終わるものがほとんどです。故に、飛び込みで相手先に伺うケースも多いようですが、それは絶対に避けるべきです。前記したように、年末年始は業務だけでも手一杯の状況であるところがほとんどです。それは企業に限らず、一般のお宅にしても同様です。きちんとお伺いする数日前にアポイントを取り、「歳末・新年のご挨拶にお伺いしたいのですが、近々でご都合の良い日時はございますか?」とお伺いしておきましょう。
仕事の話に繋げない方がいい?
前記したように年末年始は殊更忙しく、中々ゆっくりお話しする時間もないところが多いものです。年末ならクリスマス後から29日頃まで、年始であれば4日から7日頃まではバタバタしているケースが多いのではないかと思います。そんな中、ゆっくりお仕事の話をしている余裕などあるはずもなく、多くは軽い挨拶を交わした程度で終わらせたいと思っているでしょう。無理にお仕事の話をし、今後はどうするべきか? などの相談を持ちかけることで、相手から嫌な印象を持たれてしまっては、これまでの営業努力が水の泡です。潔く、挨拶のみで身を引く気遣いが大事なのではないでしょうか。
手土産は必須?
お世話になったお礼として挨拶に伺う訳ですから、手ぶらという訳にもいきません。中には会社オリジナルのカレンダーを渡すケースもありますが、そういったアイテムがない場合は、簡単な品物を用意しておくと良いでしょう。一般的には白いタオルに「御挨拶」、年始なら「お年賀」というのしを付けてお渡しするケースが多いようです。
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