ギフトマナー辞典
ギフトの老舗シャディが贈るGIFT MANNERS
メニュー
きちんとしておきたい、ご近所や親せきへのあいさつまわり
手土産
 
挨拶回り
 

きちんとしておきたい、ご近所や親せきへのあいさつまわり

結婚の際、親せきやご近所へ夫婦そろってしておきたい「あいさつまわり」。また、媒酌人の方へのお礼のごあいさつは欠かせません。2人の新しいスタートをより素敵なものにするために、どのようなごあいさつの仕方がふさわしいのでしょうか?おつきあいの続く親しい方々に失礼のないよう、気になるポイントについて見ていきましょう!

披露宴前のあいさつまわり

挙式の1~2週間前を目安にスタートしたい、あいさつまわり。親せきには、菓子折りなどのちょっとした手土産を持参して伺うと良いでしょう。
ご近所の方の中には、小さいころから親しくしていただいた方もいると思います。今後も同じ地域で暮らしていく家族とのお付き合いをお願いするとともに、お世話になった感謝の気持ちをこめて、ごあいさつしましょう。特に、お祝いをいただいた方にはお礼をしっかりと伝えたいところです。

媒酌人の方へのごあいさつとお礼の仕方

式後またはお宅に伺う、どちらが正解?

媒酌人の方へのお礼は、正式には後日お宅に訪問するのがマナーです。新婚旅行後に、お土産などを持参して伺います。職場の上司が媒酌人のケースでは、結婚後の初出勤前にご自宅にごあいさつに伺いましょう。
では、媒酌人の方が遠方に住んでいて、すぐに伺えない場合はどうすれば良いのでしょうか?披露宴が終わった後に、きちんとした別室などを用意して、お礼とお車代を添えてごあいさつします。ちなみに、新婚旅行から帰ってきたら、旅行のお土産と一緒に、お礼・報告の手紙をお届けするのを忘れずに。
媒酌人の方とのおつきあいは「中元歳暮は三年まで」と一般的には言われています。親の知人など、自分たちとはあまり親しくない方に頼んだ場合は、はじめの年にご挨拶をする程度でも良いかもしれませんが、今後も人生の先輩として親しくしていきたいと思えば、形式にとらわれずにお付き合いするのが良いでしょう。

お礼の金額の相場は?

媒酌人へのお礼は、地域等によって習慣に違いがあります。迷ったら、地域の詳しい方や親しい方に伺うことをおすすめします。
なお、お礼の金額はどれだけお世話になったかによって変わってきます。少なければ失礼にあたり、多すぎてもかえって気を使わせてしまうため、金額を決めるのは難しいもの。職場内の場合は、通例も考慮したいところです。なお、お金は男女で折半するのが一般的です。
例ですが、挙式のみの場合は100,000円程度、婚約にも立ち会ってもらった場合には、150,000円~300,000円程度が目安です。なお、少なくとも先方が支出した実費とお祝いを下回らないように用意するようにしましょう。お札は、新札を用意するのがマナーです。

ご祝儀袋のセレクトの仕方

金銀または紅白の結び切りの水引のものを選びます。媒酌人へのお礼は高額になるので、格式の高いご祝儀袋になります。最近では販売の際に、ご祝儀袋によって金額の目安が書いてある場合があるので、参考にすると良いでしょう。

披露宴後のあいさつまわりは?

親せきの方々は、披露宴に招いている場合が多いと思います。そのため、特にあいさつまわりはしなくても大丈夫ですが、体調やご高齢により出席できない方がいる場合、ごあいさつに伺うのが良いでしょう。結婚祝いをいただいているなら、披露宴と同じ引出物や同程度のものにプラスして、菓子折りなどを持参するのがおすすめ。時期は、先方の都合にもよりますが、式後2~3週間以内が目安です。
なお、結婚の報告に加え、相手を紹介したい場合には、親せきに限らず、恩師などお世話になっている方に夫婦そろってごあいさつをしましょう。

職場へのごあいさつも忘れずに

披露宴の前後や新婚旅行などで、結婚休暇をいただいた場合には、きちんと職場でもごあいさつをしたいもの。披露宴に出席してくださった方へはもちろん、休暇で迷惑をかけたと思われる場合には、お詫びのごあいさつをするのがマナーです。なお、受付などでお世話になった方には、お礼とあわせて新婚旅行のお土産を用意することをおすすめします。
また、同じ部署の方には、休みをとって仕事上の負担をかけたこともあるかもしれません。休暇中の仕事を手早く処理し、通常の仕事をこなすよう努力しましょう。また、感謝の気持ちをこめて、ティータイムにいただけるお菓子なども準備したいところです。新婚旅行で購入したスイーツはもちろん、気の利いたお茶菓子などが良いでしょう。その場合、足りないことのないように、やや多めに入ったもので、個包装のものだと配りやすく便利です。
結婚後は、勤務先への届け出を忘れないようにしましょう。結婚祝い金の制度がある職場もあります。人事課か総務課に出向いて、手続きをすれば完了です。