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お見合いでの服装のマナー
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お見合いでの服装のマナー

古くさい習慣として好まれない傾向があったお見合いですが、自分の交友範囲に収まらない広範囲から、堅実な結婚相手探しができるとして、お見合いのような縁談の進め方もメリットがあると評価されているようです。女性の社会進出などによる晩婚化のせいか、恋愛結婚だけでなく婚活などと結婚相談所を利用するケースも増えているようで、今後はお見合いも再評価されるのではないでしょうか。そうしたお見合いにふさわしい服装は何か? お見合いがマイナー化したため、戸惑う方もいらっしゃるかもしれません。このページではお見合いについて、どのような服装が望ましいのかを紹介しています。よろしければ参考になさってください。

お見合いについて知る

お見合いのシステム 

まず最初に、お見合いという縁結びのシステムについて、簡単に知っておきましょう。お見合いとは、男女双方の意志が等しく尊重される縁談です。大正、昭和のはじめの頃に登場した縁談の進め方で、かつての家柄を重んじる武家やその影響を受けた富裕な町人や農民の間で伝統的に行われていた、双方の親同士が当人のあずかり知らぬところで縁談を決めていたことに比べると画期的でした。
恋愛結婚が主流となり、古くさい因習として敬遠されていたお見合いも、堅実な結婚相手を探す方法として現在では少し見直され始めたようです。本人の職場や交友関係といった限られた範囲を超えて、仲介する方に自分に見合った相手を探してもらえるというメリットが評価されているポイントかもしれません。

お見合いとは結婚前提のもの

実際にお見合いをしようと思うのなら、けじめとして以下のことを留意しておくべきでしょう。お見合いは結婚が大前提になっているということ、他に付き合っている方がいない状態であるということです。もし他にパートナーがいる状態で、興味本位でお見合いをするのは止めましょう。お見合いの相手に対しても仲介をしてくださった方にも大変失礼になりますし、自身の信用を著しく傷つけることになります。仮にパートナーがいたら、自身のパートナーも傷つけることになりかねません。また、結婚の意志が薄い状態なのに縁談が持ち込まれた場合は、はっきりとお見合いをお断りしましょう。その方が礼儀に適っています。

お見合いの席での適切な服装について

お見合いの服装は派手すぎず、清潔感のあるものを

お見合いは合コンとは違いますから、服装は何でもいいからとりあえずお洒落をすればいいというものでもありません。当然、Tシャツにジーンズ、スニーカーといったカジュアルすぎる格好は、相手や仲介の労をとってくださった方などに失礼になります。かといって、寸分の隙もなく入念に着飾った格好も行きすぎの感があり、あまり好ましくないでしょう。
一般的にお見合いの席で適切な服装とされているのは、品があって少しあらたまったもので、派手すぎず、清潔感のあるもののようです。男性ならダークスーツに白の無地のワイシャツ、派手すぎないネクタイが薦められています。女性ならフォーマルな雰囲気のあるスーツかワンピース、またはブラウスとスカートなどが良いとされているようです。また、和服を着ていくのなら、訪問着か小紋、付下げあたりが適切だといわれています。こうした大枠の範囲内で自分らしさが出せると良いでしょう。
ところで、服装はお見合いの席をどこに持つかにもよりますし、双方の意識の違いで互いにちぐはぐな感じになっては、最初から空気が微妙になりねません。仲介の方を通じてあらかじめ双方の服装のバランスをとるなどすることも考えておくと良いかもしれません。

お見合いの席で注意したい身だしなみ

お見合いに限った話でもありませんが、特に初対面となる相手の方に好印象をもってもらえるように自分をアピールする必要がありますから、細かいところの身だしなみにも気を抜かないようにしましょう。男性なら手や指先、爪をきれいに手入れしておきましょう。スーツやシャツはプレスして、靴もしっかりと磨いておきます。また、髪もぼさぼさでは困ります。普段は特にセットにこだわらない方でも、適度にセットしましょう。明らかに手抜きが感じられる様子では相手の方に失礼ですし、真面目にお見合いに臨んでないような印象も与えかねません。
女性の場合は、まず化粧をあまりきつくならないようにすることに気をつけた方が良いようです。お見合いは結婚相手を探す場です。男女平等が謳われて女性の社会進出が著しい現代の世の中でも、男性は一貫して家庭的な雰囲気を相手の女性に求めることが多いようです。メイクの流行り廃りや自分の好みもあるでしょうが、まずは第一印象のために、さわやかさや清潔さのイメージ優先で行きましょう。ヘアスタイルも同様で、派手過ぎないようにしましょう。カラーリングしているなら、場合によっては黒く染め直した方がいいかもしれません。アクセサリーもごてごてといくつも身につけることは避けましょう。マニキュアもシンプルにして、ネイルアートのようなデコレーションは避けた方が無難でしょう。また爪先が開いた靴はカジュアルととられるかもしれないので、オープントゥのパンプスは避けます。
お見合いは、自分のお洒落ぶりをアピールする場ではなく、真面目なあらたまった場です。それにふさわしい格好が礼儀に適いますし、それが相手の方の印象を良くすることにもつながることでしょう。自分の個性を相手の方に知ってもらうことも大切ですが、お見合いという席にふさわしいかを念頭に服装を選びましょう。

付き添いや仲介の方はどのような服装がふさわしいのか?

お見合いには仲介の方だけでなく、両親などが付き添う場合もあります。そういった方々の服装も当人達と同様に品があって、清潔感のある格好が求められています。加えて、お見合いの主役である当人達より目立たないような服装にするという配慮も必要です。