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気をつけたい法要と法事の違いについて
法事
 
法要
 

気をつけたい法要と法事の違いについて

法要と法事は一字違いということもあって、明確な区別がついていない方もいるかもしれません。法要と法事の違いは明確で、同じタイミングで行われるとしても内容が異なります。ここでは、法要と法事の違いやそれぞれに行うことについて紹介します。

法要について詳しく知る

法要と法事の違い

同じ意味のように思われがちですが、法要と法事の違いは明確です。法要は僧侶に読経してもらい、故人の冥福を祈るために供養することを指します。追善供養ともいわれ、故人の命日など節目ごとに行われます。一方、法事は法要の後にする会食なども含めた行事のことを意味しています。つまり、法要には会食は含めませんが、法事は法要も会食も含めた全般的な行事のことなのです。

法要の目的

法要と法事の違いがわかったところで、法要の目的を知っておきましょう。法要の主な目的には、3つの要素があります。1つは故人を偲ぶため、もう1つは故人の冥福を祈るためです。この2つに関しては、多くの方が認識しているでしょう。最後の1つは、故人への感謝をすることで自分自身を見つめ直すことです。故人が存在し、出会えたからこそ自分自身の存在もあると考えると、人と人とのつながりの大切さに改めて気付かされます。単純に故人をしのぶ会だと思われがちな法要に、自分自身を見つめ直すといった深い意味があるのは仏教らしい教えです。

法要を行う日

法要を行う日は、仏教で決まっています。法要には大きく分けて、忌日法要(きにちほうよう)と年忌法要(ねんきほうよう)の2種類があります。
忌日法要は、命日を含めて7日目である初七日(しょなのか)、14日目である二七日(ふたなのか)、21日目の三七日(みなのか)、28日目の四七日(よなのか)などがあります。続けて、命日を含めて35日目の五七日(いつなのか)、42日目の六七日(むなのか)、49日目の七七日(なななのか)という法要があり、七七日は四十九日のことです。さらに、命日を含めた100日目には百箇日法要が行われます。
百箇日法要までは省略されずに法要が行われるのが一般的ですが、特に四十九日までの法要は重視されています。仏教では、死後7週間は故人があの世とこの世をさ迷っていると考えられているためです。死者は、7日ごとに7回も閻魔大王などから生前の裁きを受けるといいます。そして、四十九日目にやっと来世のことが決まるのです。だからこそ、故人が極楽浄土に行けるようにと四十九日までは追善供養をきちんと行います。裁きを受けてから追善供養しても意味がないといわれていますから、遺族にとっても責任重大です。
仏教では、四十九日までが忌中とされます。命日を含めて50日目が忌明けとなり、それまではお祝い事に参加するのは控えるのがマナーです。
忌日法要の後には、年忌法要が待っています。命日から満1年目の一周忌や満2年目の三回忌、満6年目の七回忌、十回忌など、年忌法要も長い期間に渡って行われます。百回忌などもありますが、命日から満99年目の法要は直接対面したことのないご先祖様を法要するといったところでしょう。いずれも、遺族や親族、友人や知人などが参列して僧侶による読経や焼香が行われるのが法要です。年忌法要の目的は、極楽浄土で故人が更なる精進の道へ進めるように、という意味が込められています。

法事で行うこととマナー

法事での食事

法事は、法要を含めた行事全般を指します。法事では会食が行われることもあり、初めての法事では準備にとまどうことも多いでしょう。代表的な疑問として、会食の内容や折り詰め弁当に生ものを入れてもいいのか・法事での服装・香典の相場などがあげらるのではないでしょうか。
仏教では、精進落としと呼ばれる決まりがあり、命日から35日あるいは49日目までは殺生をしてはならないのです。殺生といっても、現代では猟や釣りを日常的な行為にする人は滅多にいません。ですから、殺生の意味は肉や魚などを食べることを控えると捉えればよいでしょう。法事の会食や折り詰め弁当でも、精進料理にするのが本来望ましいスタイルです。
最近では法事での会食内容は柔軟になってきていますが、伊勢海老や鯛などのおめでたいイメージの食材は避けておく配慮が必要です。

服装について

法事では、一周忌や初盆の頃までは喪服を着用するのがマナーです。特に遺族や親族の場合は、一般の参列者よりも軽装にはならないように注意します。三回忌以降は、黒やグレー、濃紺などのスーツ、ワンピースなどを身に着けるとよいでしょう。靴下やストッキング、靴、アクセサリー、バッグなどは、黒色を使用するのが礼儀です。

香典について

法事には、何かと費用がかかります。法要では僧侶にお布施などを渡す必要がありますし、会食をすれば食事代が必要です。そのため、助け合いの意味を込めて法要や法事では香典を出すのがマナーです。地域の風習や親戚間の考え方などにもよりますから、困ったら周囲に相談してみてもよいでしょう。法要の際の香典は、通夜や葬儀での香典より少なめで問題ありません。