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立夏とはどんな時期か?
二十四節気
 

立夏とはどんな時期か?

5月上旬から中旬にかけては「立夏」と呼ばれる時期になります。しかし、気候は全国的に春の様子そのものです。小動物は冬眠から目覚め、あたりには春の花が咲き始めるこの時期がなぜ「夏」なのでしょうか? ここでは「立夏」について詳しく説明していきます。

立夏とは?

立夏の特徴を知ろう

二十四節気における第7番目の節気にあたる「立夏」は、5月5日のちょうど子供の日あたりから、19日頃までの時期を指します。一年のうちで最も過ごしやすい季節と言われ、爽やかな五月晴れの空が印象的な頃です。暦便覧では「夏の立つがゆへ也」とされ、暦の上ではこの日から立秋の前日までを夏とします。冬眠から覚めた小動物が土から出て、美しく匂い立つ春の草花があたりに生い茂るのが立夏の特徴です。夏というにはまだ気温が低いあたりは否めませんが、日中はポカポカと暖かく、ゴールデンウィークは外へ行楽に出かける方が多いのではないでしょうか。そして寒い冬を越え、ようやく気候が落ち着いたことを肌で感じる時期と言えるでしょう。

立夏の時期の旬の食材や草花は?

立夏の時期はにんじんが旬を迎えます。言わずとしれて、カロテンが豊富で免疫力を高めてくれる野菜です。一般的にはオレンジ色のものを想像すると思いますが、実は白や黄色、赤紫、黒紫など、様々な色のにんじんがあることは意外と知られていません。また、七十二候の末候(以降で説明)にもあるように、この時期はたけのこが採れる時期でもあります。品種によって収穫時期は異なるものの、一般的には旬と言われています。その他には「そら豆」、「玉ねぎ」などが採れ、旬の野菜としてスーパーなどに出回ります。ちなみに、立夏の時期に出回る野菜は、穀雨を経て大地が潤っている状態で育っているので、瑞々しいものが多いあたりが特徴と言えるでしょう。食べやすく美味しい旬のものが多い時期です。また、魚介類で言うと、あさりが旬を迎えます。ご存知、吸い物や酒蒸しなど、様々な料理に使われる万能な食材であるだけでなく、鉄分やミネラルなどが豊富で栄養価が高いのが特徴です。
さらにこの時期に花が咲き、旬を迎える草花は「スイートピー」です。有名な歌にもある様に、香りが良く、可愛らしい色と形をしたお花です。ちなみに「スイートピー」とは、「香りの良いエンドウ豆」を意味します。そこからも分かる様に、スイートピーはエンドウの花に良く似ており、旬の時期も似ていることから区別がつきにくいとも言われています。

七十二候における立夏

七十二候における立夏の初候は「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」となります。春先に冬眠から覚めたカエルが元気に活動し始める頃を表しており、その他の小動物の中にも、この時期を皮切りに冬眠から目覚めるものが多いと言われています。
そして次候は「蚯蚓出(みみずいずる)」。こちらは冬眠をしていたミミズが土の中から顔を出す頃を表しています。ちなみにミミズはかなりマイペースな生き物で、この時期に顔を出すのはかなり遅い方であり、多くの生物はもう少し前、言うなれば4月中には冬眠を終えます。さらにミミズは土を肥やす役割を持つといった影の努力家としての側面を持っています。
立夏の末候は「竹笋生(たけのこしょうず)」。「ちくかんしょうず」とも言われるこの時期は、たけのこが土の中から顔を出す頃です。たけのこは、ひょっこり芽を出すくらいの時期に収穫するのがベストで、伸び過ぎてしまうと美味しくありません。尚、たけのこは種類によって収穫時期が異なり、3月から6月頃までの間に採る様です。

立夏の時期に行われる行事やイベント

立夏初日は子供の日でもある

5月の行事の代表格と言えば「子供の日」でしょう。鯉のぼりや兜などの縁起物を飾り、柏餅やちまきに舌鼓を打ちながら、子供の健やかな成長をお祝いする日です。また、ゴールデンウィーク中とあって、家族連れでお出かけするケースも多いでしょう。

その他のイベントは?

梅雨入り前の時期とあって、全国各地では立夏の時期になると豊作を祈願するお祭りが行われます。代表的なのは「御田植神事」で、大阪の住吉大社で行われる御田植神事や、三重県の伊雑宮(いざわのみや)御田植祭り、そして広島県で行われる壬生の花田植えなどが有名です。ちなみに、最後に紹介した壬生の花田植えでは、商店街を子供の金管バンドや花笠踊り、さらには美しく装飾された牛などが練り歩き、街一体となって催されます。そして花田植えの会場では、田植え唄を歌いながら早苗を植える女性たちの様子を見ることができます。昔ながらの田植えスタイルを見られるだけでなく、古くから伝わるお祭りの様子も楽しめることから、国内外問わず多くの観光客で賑わいます。