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オリジナルギフトのマナーを知ろう

大切な人に気持ちを込めて贈り物をするからには、やはり心から喜んでもらえるものを贈りたいものです。また、スペシャル感を演出したい、世界にふたつとないギフトを贈りたい、自分のセンスをできるだけ贈り物に反映させたい・・・といった願いを叶えてくれるのは、もしかしたらオリジナルギフトかもしれません。このページでは、そのようなとっておきの贈り物になるかもしれないオリジナルギフトを贈る際のマナーについて紹介していますので、是非参考になさってください。

贈り物の基本とは?

オリジナルギフトを贈るときに気をつけたいこと

贈り物の基本は、先方に喜んでもらえるものを贈ることといわれています。オリジナルギフトを贈るときも、同じです。オリジナルギフトだからと奇をてらい過ぎずに、先方の身になってみて贈るものを選ぶようにしたいものです。先方の好きなもの、役に立つものなど、何が喜ばれるか分からない場合、親しい間柄なら事前に確認しておくのも良いでしょう。それから逆に贈っていけないものは何かを頭の中にリストアップしておけば、贈り物をセレクトする際の選択肢の幅が狭まっていいかもしれません。先方が嫌いなもの、先方が縁起悪いと感じてしまうようなもの、高価すぎて気を遣わせてしまうかもしれないようなものは避けましょう。それから、オリジナルギフトを贈る際、何に対して贈り物をするのかも考えましょう。賀寿のお祝いなのか、結婚のお祝いなのか、進学や入社のお祝いなのか、状況に応じて相応しい贈り物も絞られてくるかもしれません。
また、贈り物を何にするかの選定も大切ですが、なぜこの贈り物を贈っているのかを相手に分かってもらうことも大切です。自分におめでたいことがあった内祝いなのか、それとも先方から受けたご恩へのお礼なのか、先方にあった慶事へのお祝いなのか、直接訪問して贈る場合は口頭で伝えることができますが、託送する場合は、送り状でどのような理由で贈り物を贈ったのかわかるようにしましょう。もし何のメッセージもなく、いきなり贈り物だけが来ても、先方は当惑されるでしょうし「頂いたものは何なのか?」と確認の手間を先方にとらせてしまうかもしれません。

贈り物のルーツを思い起こせば・・・

日本人の贈答習慣の原点は、神様への供物だと考えられています。台風や日照りなどの自然現象はときに凶作を招き、人間の生存を危うくするものでした。そうした天災を避けたい気持ちから、神様からの加護を願って供物を捧げていました。捧げられたものは収穫した農作物や酒で、捧げた後はそのお供え物を皆でいただいていました。これを神人共食といって、神様と同じものを食べることで、つながりを強くし加護を得ようとするものでした。そして、たのみの節句や盂蘭盆会(うらぼんえ)の贈答の習慣を経て、お中元などの贈答習慣が定着してたようです。こうした贈答習慣の由来から見ても、贈り物には贈った先とのつながりをより強固に、より良好にする力がありそうです。そう考えると、贈り物の選択や贈り方に気を遣うことの大切さが、良く分かるのではないでしょうか。

オリジナルギフトにはどのようなものがある?

さまざまなオリジナルギフトのサービス

さて、オリジナルギフトといっても、手作りか既存のサービスを利用して購入するか、ふたつの方法があると思います。編み物や刺繍などの手芸が得意であれば、身に着けるニットや小物、縫いぐるみ、壁掛けなどを手作りして贈るのも良いでしょう。近年は女性もDIYを盛んにするようになった様ですが、ウォールシェルフや小物入れの箱などを製作しても良いかもしれません。そのほか、ビーズやレジンなどで小物やアクセサリーなどを作ってみたり、お菓子作りが好きならケーキなど焼くことも考えられます。自分の特技と先方の好みがマッチングするなら、とても良い贈り物になることでしょう。
そうした個人スキルが無い場合でも、落胆する必要はまったくありません。インターネット上でオリジナルギフトのサービスを提供しているサイトを利用すれば、誰でもありきたりでない、ひとつだけの贈り物を先方に届けることができます。もっとも一般的なのが、贈り物にネームやメッセージを入れるサービスでしょう。ネームやメッセージを入れる贈り物にはTシャツなどの衣類やタオルから、キャップ、バッグ、グラス、マグカップ、ボトルなどが多いようです。変わったところでは似顔絵などのイラストを入れるサービスもありますし、写真を元にその人のフィギュアを製作するサービスもあります。。
そのほかにも、写真のデジタルデータをアルバム化したフォトブックの制作を代行してくれるサービスや、時計のオーダーメイドを請け負う会社もあります。オーダーメイドといえば、チョコレート、スニーカーなど、それぞれの有名メーカーもオーダーメイドのサービスを提供しています。
なお、インターネット上のサイトを利用するときには、サイトのサービス内容や料金システム等を良く検分した上で、信頼できると思ったサイトを利用しましょう。

オリジナルギフトを先方に届ける

先方へは、直接先方を贈り先にするか、一旦自宅で受け取ってから送り状(添え状)を添え、直接持参して先方宅を訪問するなり、託送するなりします。ここで気をつけたいのは、封をした手紙は宅配便では送ってはいけないように法律で定められています。同梱するならメッセージカードや封をしない手紙にしましょう。そうでないなら、先方へ直接贈る場合も含め、別途に送り状を郵送します。なお、送り状は贈り物より先に届くようにしましょう。
また、一旦自宅に受け取る場合の話ですが、せっかくのオリジナルギフトを贈るわけですから、ラッピング等にこだわるのも良いかもしれません。先方の好みそうな包装紙で包んでみたり、リボンをかけたり、送り状の紙を和紙にしてみたりと真心のこもったオリジナルギフトにするための工夫や手間をかけて、特別なギフトにしてみてはいかがでしょうか。