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就職祝いの贈り物は「いつ・どんなもの」を贈ればいいの?
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就職祝いの贈り物は「いつ・どんなもの」を贈ればいいの?

真新しいリクルートスーツに身を包み就職活動してようやく迎えた入社の日、周囲で見守る保護者や親族にとっても特別な節目になることでしょう。新しいスタートを応援すべく贈る就職祝いは、どんなタイミングで贈ればいいのか、どんなものが喜ばれるのかを見ていきます。

就職祝いとは?

就職祝いとは

高校や大学を卒業して、社会人としてスタートを切るタイミングは、人生の大きな転換点となるものです。大切な節目を前にした相手を励ますために渡すギフトが、「就職祝い」と考えましょう。親しい親戚関係や友人・知人のご子息はもちろんのこと、かわいがっている後輩や地域サークルの仲間など、あらゆる方を対象とします。保護者にとっても子どもの巣立ちは感慨深いイベントですから、成長を祝福する意味を込めて就職祝いを贈ってもよいでしょう。
就職祝いで贈る品物に明確なルールはありませんが、以下の5つのポイントを意識すると喜ばれますので、ポイントを意識しながら、相手との関係をふまえたうえで適切な品物を選んでください。

・会社で活用できるように、社会人向きの品物が望ましい
・何年かたっても使えるようなシンプルなデザインを選択する
・想い出として残せる形がある品物がおすすめ
・ご自身が社会人になった時に「もらってうれしかった」ものを贈る
・流行り廃りが少ない定番ブランドや上質素材から選択する

結婚祝いのように「これは贈ってはいけない」というNGが少ない分だけ、贈る側のセンスがとても大切です。社会人として先輩であるご自身から考えて「新入社員がこんなものを使っていたら、しっかりした後輩に見える」と言えるようなアイテムを贈ると、応援する気持ちが伝わるでしょう。
お祝いギフトの定番であるグルメ商品・商品券といった形が残らないものは、相手を選ばないメリットがありますが、後から考えると「何となく寂しい」という感情を与えてしまうリスクも考慮します。せっかくの記念品ですから、上質なブランド品を贈って大切に使ってもらうのもよいでしょう。

就職祝いの相場・予算

親から子どもに贈る場合は、1万円〜数万円くらいを考えます。親戚の子どもであれば、5,000円〜1万円くらいが妥当なラインの目安でしょう。あまりにも高価な贈り物をすると気遣いさせてしまうケースもあるため、関係に応じた適切な予算設定が求められます。
就職祝いで大切にしたい気持ちは「社会で活躍してほしい」とエールを贈る気持ちです。必ずしも金額にこだわる必要はありませんが、自分の息子や娘がいくらくらいのものをもらっているのか、前例も参考とします。お互いに贈り合う間柄ならバランスが重要なので、ご自身の子どもがもらったものや金額の目安を記録として残しておくと、贈る立場になった時の予算設定に役立つでしょう。

就職祝いの具体例3選

高級ブランドのボールペン

パソコンが主流になった時代とは言え、サインをしたりメモをとったりする時に筆記用具が必要です。営業系の仕事につく方であれば、お客様の信頼を得るためのツールにもなりますから、新社会人にとっては心強い武器となるでしょう。
ブランド品のボールペンは、予算に応じた選択肢も豊富です。名入れができるカスタマイズ商品もあって、記念に残る贈り物にもおすすめできます。ご自身が働く中で、上質小物を身につけることでお客様や上司の信頼を勝ち得たエピソードがあれば、贈る時に話しをするのも一案です。どんな気持ちで贈ったのかを伝えてあげるやさしさも意識しましょう。

会社で使える上質なレザー小物

就職したばかりのタイミングでは、小物類まで気が回らない方もたくさんいます。スーツ、ビジネスバッグなど必須品を揃えるだけで予算いっぱいになってしまうと、ノートカバー、ペンケースといった小物類は有り合わせになりがちです。学生はなかなか持たないような上質素材の小物類なら、会社の中でも気兼ねなく活用できます。
定番のオフィス系の小物以外では、キーケースやパスケースもおすすめです。選ぶ素材やステッチの入り方で表情が全く変わってきますから、贈る相手の雰囲気に合わせたものを選びましょう。誰もが知っている高級ブランドアイテムの他、国内の職人が手作りしている品も、独特の風合いがあります。

身だしなみに持ちたいハンカチ

何枚持っていてもうれしいハンカチも、就職祝いに喜ばれます。男性には、アイロン掛けしなくてもシワがつきにくい機能性に優れたハンカチ、女性には清楚な印象のレースをあしらったハンカチという具合に、相手に合わせて選択しましょう。男性はスーツのポケットに入れることも多いため、薄手のハンカチが便利です。夏場にたくさん汗をかいても嫌なニオイを防いでくれるデオドラント素材を使ったハンカチも出ています。
ハンカチは「別れ」を示すという言われがあって、贈り物には不向きとされることがありますよね。就職祝いではそこまで気にする方は少ないので、あえて避ける必要はありません。
お手洗いに行った時やお食事をする時にさっとハンカチが出せる状態だと、礼儀正しくしっかりとした印象を与えることもできます。ビジネスバッグにいつもしのばせたいアイテムだからこそ、何枚持っていても助かるはずです。活用用途が広い品物こそ、贈り物には適しています。あれこれ迷ってしまった時の決め手として、覚えておくとよいでしょう。