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喪主の挨拶(葬儀・告別式・精進落とし)マナーと例文
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喪主の挨拶(葬儀・告別式・精進落とし)マナーと例文

喪主を務める機会は人生で何度もあるものではありませんから、挨拶をどのように行えばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。大切な方がお世話になった参列者の前ですので、マナーを守った挨拶をしたいものです。シーンに合わせて盛り込む内容、文例を紹介しますので、参考に活用ください。

喪主の挨拶に関する基礎知識

喪主とは

喪主とは、葬儀内容を決めたり僧侶への対応をしたりする際に中心となって動く存在です。一般的な慣習としては故人の配偶者、後継者が喪主を務めることとなりますが、遺言で特定の方が指定されている場合にはこの限りではありません。
配偶者が高齢、病気といった事情があれば、血縁関係が深い身内から選びましょう。長男、直系男子、長女、直系女子の順番で考えて、子どもがいない場合には、故人の両親や兄弟姉妹が担当する事もあります。故人に身内の方がいない場合は、友人や介護施設の代表者が喪主を務める例もあるようです。その際には「友人代表」「世話人代表」といった肩書きで呼ばれます。

喪主の挨拶は何回?

喪主の挨拶が行われる回数ですが、大まかには3回です。まず、通夜の読経が終わった時です。通夜振る舞いの風習があればそのタイミングで挨拶をする事も多く、親族に対して挨拶をすることになります。
次に、葬儀や告別式の最中もしくは出棺のタイミングです。生前の故人と付き合いがあった方が広く参列して下さる機会ですので、足を運んで頂いたことへの感謝の気持ち、生前の親交に対するお礼を述べます。故人を偲ぶ想い出話、エピソードなどを簡潔に盛り込むのもよいでしょう。
3回目は、精進落としの始めと終わりの挨拶です。近い関係の身内が集まる席ですので、通夜から葬儀のお礼・今後も変わらずおつきあいを続けていきたい気持ちといった内容が適しています。
この他にも、焼香をした参列者に対して掛ける言葉、僧侶の出迎えや見送りの対応といった個別の挨拶はたくさんあります。基本的なマナーは守りつつもご自身の言葉を盛り込んでまとめることにより、気持ちが伝わる内容となることでしょう。

使用を避けたい忌み言葉

どの場面でも守りたいマナーとして、忌み言葉を控えることがあげられます。忌み言葉とは、不吉な出来ごとを連想させる言葉、重ね言葉などのことです。重ね言葉の例として「ますます」「重ね重ね」といった言葉があげられます。
生死について直接的な表現を使うのもタブーにあたりますから「生存」「急死」「死亡」といった表現は控えてください。「生存」は「生前」、「急死」は「突然の出来ごと」、「死亡」は「逝去」などと言い換えることができますので、使い分けを意識しましょう。

告別式の挨拶のポイント

お通夜の挨拶

突然の不幸に対して足を運んで頂いた参列者に、感謝の気持ちを伝えます。悲しみの中で行うものですから、上手に行うことよりも、心からのお礼を伝える気持ちが大切です。原稿を用意して読み上げる方もいらっしゃいますから、負担がない範囲で用意しましょう。

参考例:
本日はお忙しい中をお通夜に参列頂きまして、誠にありがとうございます。亡き○○も皆様に見守られて、喜んでいることと思います(故人のエピソードや人となりを入れます)。
なお、明日の告別式は○時より○○にて執り行う予定でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました。

通夜振る舞いを用意している場合には「別室に粗宴を用意しております。お時間が許せば、どうぞ召しあがりながら、故人の思い出話などをお聞かせいただければと思います。」など、お誘いの言葉を添えましょう。

告別式・出棺時の挨拶

お通夜と同じように、参列者に対する感謝の気持ちを盛り込みます。告別式や出棺時というのは喪主にとっても深い悲しみがこみあがってくるタイミングですので、原稿を用意すると安心です。

参考例:
本日はお忙しい中、父○○の葬儀ならびに告別式にご会葬くださり、誠にありがとうございます。心のこもったお別れの挨拶を賜りまして、故人もさぞ喜んでいると存じます(故人のエピソードや人となりを入れます)。
残された私どもは未熟者ではございますが、故人の教えに倣い、精進していく所存です。故人同様、ご指導、ご鞭撻いただけますことをお願い申し上げます。本日は本当にありがとうございました。

精進落としの挨拶

始まりの挨拶では感謝の気持ちとしてお膳を用意していること、終わりの挨拶では今後も変わらぬおつきあいをしてほしい旨を盛り込みます。先の法要のスケジュールが決まっているようなら、終わりの挨拶でお知らせしましょう。

参考例:
亡き○○のためにお時間を頂き、誠にありがとうございました。お名残り惜しいところではございますが、お時間となりましたので、この辺りでお開きにさせて頂きたいと存じます。なお満中陰の法要は、○月○日○時より○○にて行う予定でございます。お忙しいとは存じますが、お繰り合わせのうえご参列くださいますようお願い申し上げます。