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2018年の厄年、女性の本厄は1986年生まれ
厄年
 

2018年の厄年、女性の本厄は1986年生まれ

厄年の中でも大厄はとくに注意が必要な年回りといわれています。女性は33歳が該当しますが2018年は1986年生まれです。厄災が起きやすい時ということですが、その他にも注意しなければいけない年がいくつかあります。そもそも厄年とはどういうもので、どんなことに気をつければ良いのでしょうか。気になる厄払いのお作法などとあわせて詳しく解説します。

厄年の中でも注意したい本厄

平安時代からの風習

厄年という考え方は日本だけのものではありません。イギリス、スペイン、エジプト、トルコなどの諸外国にも同じような風習があるそうです。それぞれ何歳かは違いますが、何年かごとに厄災に見舞われやすい年齢というものが設定されているのは共通しています。
日本の場合は平安時代にはすでにそのような風習があったことが知られていますが、何が根拠なのかは不明です。男女それぞれに注意すべき年齢があり、とくに女性は33歳が大厄とされ、もっとも気をつけなければいけない時です。気になる2018年の女性大厄は1986年生まれという計算になります。

1年で終わらない

女性の厄年は19歳、33歳、37歳、61歳の4回あります。男性が25歳、42歳、61歳であるのと比べると1回多いことになります。2018年は本厄の1986年生まれの他、2000年、1982年、1958年生まれも厄年ということになります。神社やお寺で2018年の早見表を目にした人もいるでしょう。2018年の早見表にも厄年の前の前厄、次の年の後厄の記載があったと思われますが、このように気をつけなければいけない年は1年では終わりません。
前厄と後厄を含めると女性は30代の半分以上が厄年という計算になります。確かに女性の30代は中年へと体が変化していく時ですし、仕事や家庭で忙しく、ついつい自分のことを後回しにしがちな年代でもあります。厄年には科学的根拠は一切ないものの、女性が注意しなければいけない年代と一致しているというのは嘘ではないのです。

単なる迷信で片付かない

迷信といえばそれまでですが、平安時代から現代に至るまで風習が続いてきたというのも事実です。厄年はいわば人生の節目にあたる年でもあります。「肉体的、精神的に変わり目の年なので気をつけなければいけない」という、昔の人の知恵が今に伝えられていると考えることもできるでしょう。
単なる迷信とあなどれませんが、かといって必要以上に恐れるのもかえって不幸を呼んでしまいます。厄年は新しいことをするのはタブーとされていますが、たとえば会社員の人ならば転勤を命じられ新しい場所に赴かなくてはいけないこともあります。神経質になるあまり現実生活に支障をきたすことのないよう、「ほどほどに気にする」ようにしてはいかがでしょうか。

厄払いは節分に

厄年だからといって必ず厄災に遭うわけではありませんが、もし、気になるならば厄払いをおすすめします。厄払いはお祓いなので、最寄りの神社に節分の頃にお願いしましょう。節分は新しい節気が始まるとされる旧暦正月の直前なので、厄払いを終えて新しい年を迎えるのにぴったりなのです。できれば初詣から節分までの間にすませるようにしましょう。もちろん、この時期を過ぎても厄払いをお願いできます。だいたいの神社で一年中、厄払いを行っていますし、誕生日や大安吉日などに行く人も少なくありません。
また、お寺でも厄除けをしてもらえます。厄除け大師のような厄除けに強いお寺もありますし、「厄除大祈願祭」といった厄払いのための特別期間を設定しているところもあるので利用してみてはいかがでしょうか。

厄除けをする際の注意

厄払いのマナー

神社でもお寺でも「お気持ち」を包むのがマナーで、基本的には、5,000円以上納めるのが良いとされています。厄払いや厄除けの申込用紙に「3,000円」「5,000円」「7,000円」などとあり、いずれかにマルをつけるようになっているものもあるとのことです。いずれにせよ、金額によって祈祷が異なることはありませんし、高額ならそれだけ効果があるというものでもありません。無理のない範囲でお願いしてみてはいかがでしょうか。
また、服装についてとくに決まりはありませんが、女性ならばスーツまたはワンピースなどを着用していれば問題ありません。カジュアルな服装で出かけても断られることはありませんが、神社仏閣の奥に通されるので失礼のない格好を心がけたいところです。だいたい靴を脱ぐことになるので、ストッキングの伝線などに注意してください。ただ、1月から2月という1年でもっとも寒い時期に暖房器具が置かれていないというケースも多いため、くれぐれも暖かい服装にしましょう。
せっかく正しい装いで出かけても宮司や僧侶が不在では、厄払いも厄除けもしてもらえません。これらは聖職者しかできない特別なものなので、必ず事前に電話をして何日の何時からと予約をしてから行くようにしましょう。
初めてならば、電話予約をする際に気になる点を聞いてみても良いかもしれません。また、まわりに経験者がいれば体験談を聞いてみてはいかがでしょうか。