九星気学を運勢に活かす方法とは?
中国で3千年も前から受け継がれてきた九星気学は、世界最古の占いともいわれています。日本でも江戸幕府で気学を基に政治を行っていた説があり、日本人にもなじみ深い占いなのです。運勢や人間関係、吉方位や家相などを知ることができる九星気学について、ご紹介します。
九星気学とは?
九星気学でわかること
中国を起源とする九星気学歴史は古く、世界で最も古い占いだともいわれています。風水と呼び方を変えれば、現代の日本人にもイメージがつきやすいでしょうか。日本では、幕府が江戸に置かれたことも徳川家康が風水学に基づき判断したからだといわれています。確かに、それまでの時代に比べると江戸時代は長く花開いた歴史を持っています。これも、風水のおかげなのかもしれません。
気学では、地球上に9種類の気が存在すると考えられています。これらは定期的に各方位を循環し、その配置によって人の運が左右されるというのが気学の教えです。人はもともと生まれながらに9通りの運気を持っており、その行動を分析した確率統計学が気学だともいえます。
気学は東洋占星術?
気学は九星術といわれるように、人の誕生の影響を9通りに分けています。このため東洋占星術と呼ばれることもありますが、金星や土星などの名前がついていても天体の惑星を意味するわけではなく、その由来は易の八卦です。九星には、一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星が、9通りの誕生となります。それぞれの気に触れて生まれることから、性格や運命が気に大きく影響されるというのです。
気とは、目に見えないエネルギーのことです。気学では、気のあり方や方向性によって占いを行います。生まれてきた人の年月日や時間によって、大気の運行の影響を見るのです。基本とされるのは、生まれた年月日の九星と地支(十二支)です。九星は年月を周期的に巡回していますから、これと地支を比べて人の相対的な運命を予測できます。判断した運命が悪い場合でも、これを避ける方法があり、幸運な運命を自ら切り開いていくのが気学の特徴です。
具体的には、根本的な性格から価値観を探り、向いているライフスタイルを見つけたり、潜在的な能力を判断するのも気学の一つです。本質的にどのような人と相性がよいか、調子のよいときと悪いときのバイオリズムや良い方位・悪い方位などについても気学で調べることができます。
吉方位と家相
吉方位について
九星気学では、個人によってそのときどきの吉方位と凶方位が決まっています。吉方位に行けば良いことが起こり、凶方位に行けば悪いことが起こると考えられているため、行動に大きく役立てることができます。古くは徳川家康が江戸に幕府を置いたのが気学を基にしているといわれ、現代でも政治家で気学を重んじている人は少なくないといいますからあなどれません。
気学では自分の生まれた年月日から本命星を導き出しますが、本命星から見た位置関係によってその年や月日の吉方位がわかります。日を選んで吉方位への行動をすることで、幸運を得られるというのが教えです。運気が悪いときに、吉方位に旅行などして運気を良くすることもできます。
凶方位について
気学では気が循環していると考えられていますから、吉ばかりが続くわけではなく凶方位が発生する年月日も出てきます。凶方位には、5つの種類があります。五黄殺(ごおうさつ)は五黄土星の気が運行している方位で、大凶です。1日外出するだけでも不運を背負いかねない方位ですが、引越しや転職などでも用いると災いがもたらされるといわれています。五黄殺の反対側に位置する暗剣殺(あんけんさつ)も、五黄殺と同じくらいの大凶方位です。
歳破(さいは)は、その年の干支の反対側の方位を指します。本命殺(ほんめいさつ)は、個人の本命星が運行している方位です。本命的殺は、その反対側の方位でやはり凶方位となります。
家相について
気学での家相は、家や土地の欠けや張り、間取りなどからその家運を判断する考えです。家の吉相と凶相の作用が始まるのは、建築されてから5~10年経過した後だといわれています。家を建てるとき、あるいは借りる・買うときには、間取りや欠け・張りなどに注意して選ぶのが気学では重視されているのです。
代表的な凶相には、家の形が長方形や正方形などの四角形ではないというケースがあります。門を入って正面に玄関があったり、玄関を入って正面に階段があるなども九星気学では凶相とされています。家や敷地に欠けがあったり、トイレの場所にも凶相とされている教えがあるのです。他にも、台所が裏鬼門にあたる南西にあったり、寝室が台所やトイレの隣にあるなどもよくないとされています。
家の各方位には九星が割り当てられており、象意と呼ばれる事柄が起きると考えられています。例えば、東南には長女や結婚という象意があり、吉相の場合は長女にとって結婚によい方位です。しかし、東南に欠けなどがあり凶相の場合は、長女の結婚運が悪くなるといったことが起こるとされています。
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