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結婚の前後にしなければならない手続きとは
手続き
 

結婚の前後にしなければならない手続きとは

何かとおめでたいイメージが先行する結婚ですが、一方で手続きが多いことも忘れてはなりません。結婚前、そして後についても複数存在するため、あらかじめチェックしておくことが重要です。いったい、どのような手続きを意識しておくべきなのでしょうか。結婚前後それぞれにおける大事な手続きについてまとめました。

結婚前に行う手続き

役所のかかわらない手続きとは

結婚を決めた後、役所で様々な手続きをするのはもちろんですが、互いの勤め先への報告も忘れてはいけません。報告すべき事項は、まず結婚の報告、そしてハネムーンや挙式の日取りも決まっていたらその場で報告すべきでしょう。お休みをする期間の仕事の割り振りなどで周りの人に迷惑をかけないためにも、それらの報告は怠ってはいけません。そして、結婚を機に住まいや氏名が変わる場合は、加入している健康保険や年金などの手続きをしなければならないケースもあるので、抜けなく報告するようにしましょう。ちなみに、報告するのは担当部署における直属の上司や社長、さらには総務の担当者にも伝えておくと良いでしょう。一連の流れとしては、まず結婚する旨を上司などに口頭で報告し、次に結婚式の出席依頼や休暇届の提出をします。そして、住所や氏名変更がある場合は上司などに届け出ておき、いつまでにどんな手続きをすれば良いのかを確認しておくといった手順が望ましいと言えます。ちなみに、結婚退職する場合は退職後に勤め先の社会保険の資格がなくなるため、新たに加入し直す事も念頭に置きましょう。また、勤め先の福利厚生や組合からの祝い金などがある場合も総務などに確認しておく事を忘れずに。結婚は個人的な事だからといって報告をないがしろにしてしまうと、後で面倒な事が起きかねません。礼儀を欠いてしまうと結婚後に勤めづらくなってしまうケースもあり得ますので、きちんと一連の流れを把握し、しかるべきタイミングで報告する様にしましょう。

役所における手続き等

結婚に関する届け出において、やはり忘れてはならないのが婚姻届でしょう。入手は、最寄の役所にておこなえます。このとき戸籍謄本が必要になる場合もあるため、必要なときは早めに取り寄せておきましょう。また、この届け出はカップル二人だけでおこなえるものでもありません。証人2人の存在も必要となるため、考えておかなくてはなりません。そして書類に、所定の場所へ署名と捺印をもらいましょう。あとは必要事項の記入や捺印を済ませて提出すれば完了です。
また、新居探しに関しても早めに始めておいた方がよいでしょう。物件探しや契約の手続きだけでなく、転出入届や引越し、印鑑登録、郵便物転送、また電気・ガス・水道に関する連絡など、やることは少なくありません。その他、免許証や銀行口座、保険等の名義変更も必要になってきます。
そしてもう一点、必須の届出とは異なりますが、挙式やハネムーンの段取りについてもあらかじめ準備しておくものとなります。人生一度のイベントですから、余裕のあるスケジュールでしっかりこだわることが重要といえるでしょう。ただこれに関しては、かならずしも結婚前のタイミングで確定しておかなければいけないものでもありません。前後のタイミング両方を使って、念入りに考えておきましょう。

結婚後に行う手続き

パスポートを新規発給

パスポートの新規申請をするのであれば、早めにおこなっておきましょう。婚前に記載事項変更旅券方式にて名義だけ変えておいてもよいですが、新姓における正式なものの方がトラブルは起こりにくいです。新規発給においては、主に・一般旅券発給申請書・戸籍謄 (抄)本・身元確認の書類・住民票の写しのそれぞれが必要となります。料金は10年用が16,000円、5年用11,000円です。名義変更のみであれば、6,000円に抑えられます。
パスポートの手続きが重要である理由は、ハネムーンで海外旅行に行く際に必要となるためです。旅行のスケジュールが決定しているにもかかわらず、肝心のパスポートがないとなれば少し大変です。前後のタイミングをうまく使って、慌てないよう準備しておきましょう。

結婚後における役所での手続き

役所での作業は、結婚前後共に存在します。主には、雇用保険・公的年金・健康保険といったお金関連のものです。だいたい入籍1ヵ月後までには済ませておくべきでしょう。挙式や引越しなどを経て慌しいタイミングかと思われますが、新生活をスムーズに始めていくのにおいて外せないポイントです。結婚前後における手続きもあと一息といったところなので、もうひと踏ん張りしてがんばってください。
もう一点挙げるとすれば、確定申告もそのひとつとなってくるでしょう。年初に限った作業ではありますが、こちらも申請内容が婚前とは少し変わってきます。扶養者がいるといないとでは違いも大きいので、以前までのクセで間違えてしまわないよう注意しましょう。