ギフトマナー辞典
ギフトの老舗シャディが贈るGIFT MANNERS
メニュー
結婚式の受付をしてくれた方に対するお礼の仕方
お礼
 
受付
 
結婚式
 

結婚式の受付をしてくれた方に対するお礼の仕方

結婚式の受付は友人や親戚に頼むことがほとんどかもしれませんが、いくら親しい間柄といってもお礼を忘れてはいけません。かといって過分なものを渡して相手を恐縮させてしまうようなことも避けたいものです。お礼の相場はどれぐらいなのか、また、渡すタイミングはいつがベストなのか等、気になるポイントをまとめました。

お礼の相場

受付は何人にお願いする?

受付は新郎、新婦それぞれのゲストから1名~3名程度お願いするのが一般的です。これまでに経験のある手慣れた人がいて、こぢんまりとしたお式ならば各1名ずつの計2名でも十分でしょう。一方、初心者ばかりだったり大人数のゲストをお迎えしたりするならば、計6名程度は必要ということもあります。
いずれにせよ、結婚式の前に段取りを話し合う必要などもあるので、できればお互いが知り合いだと好都合です。もし、あまりなじみのない人たちにお任せするならば、新郎新婦がお食事会などをセッテイングしてお互いの連絡先を交換できる機会を作ってみてはいかがでしょうか。

たとえ友人や親戚でもお礼は必要

受付の他にも結婚式にはスピーチ、余興など友人や親戚にお願いすることの多い仕事がいくつかあります。親しい仲だとついお礼を忘れてしまう人もいますがそれはNGです。たとえば、仲人をしてもらった人には必ずご祝儀の倍返しをするように、受付として働いてくれた人にも必ずお礼をしなくてはいけません。

お礼の気になる相場はどれぐらい?

そうとはいっても、受付は仲人のようにご祝儀の倍返しまでする必要はありません。相場としては3,000円~5,000円が適当です。何人にお願いするかにもよりますが合計で6,000円~30,000円が必要と心得ておけば良いでしょう。
また、最近の結婚式場の中には受付スタッフを用意してくれるところもあります。そのような場合には、諸費用の中に受付代も含まれているのであらためて用意する必要はありません。
友人に頼むのと、式場のスタッフにお願いするのとではどちらがお得かは一概にいえません。ただ、自分たちらしい結婚式を演出したいと思っているカップルは友人や親戚に依頼することが多いようです。ゲストが最初に出会う係でもあるので、新郎新婦に縁のある人たちが真心込めたおもてなしをするというのも確かに大事なことともいえるでしょう。

渡すタイミング

お礼を渡すタイミング

結婚式で大切な役目を果たしてくれる人に対して、いつお礼をするかというのも大切なポイントです。とくに仲人は特別なので、結婚式と披露宴が終了した後に別室にて両家の親がそろって渡すようにします。しかし、それ以外のスピーチや余興をお願いした方には、結婚式と披露宴が終わった後に新郎新婦が直接手渡しという形が一般的です。
また、受付と司会は式が始まる前に控室に集まり、最終的な打ち合わせや新郎新婦、親族へのご挨拶などを行います。この時、両家の親から「本日はよろしくお願いいたします」という挨拶とともに、お礼を渡される流れになります。新郎側の受付は新郎の親、新婦側の受付は新婦の親が渡すようにしてください。
親戚ではなく親と面識のない友人に受付を頼む場合には、できれば事前に顔合わせの機会などを設け、当日「誰に渡すべきなのかわからない」と、混乱することのないようにしておきたいところです。そういったチャンスを作りそびれたとしても、写真で確認をするなどして間違いのないようにしておきましょう。

お礼の包み方

受付のお礼は5,000円程度が相場とされています。また、ご祝儀袋には「御礼」などの表書きを記し、下部には両家の名字を書きましょう。ちなみに、ご祝儀袋はのしや水引が印刷されたポチ袋に入れてお渡ししても問題ありません。ただし、数万円以上をご祝儀袋に包む場合は、のしや水引はきちんとしたものを選んだ方がいいでしょう。また、目上の方に受付をお願いした時は、あまりにカジュアルすぎるのも失礼にあたります。その場合はポチ袋ではなく、きちんとしたご祝儀袋に入れてお渡しすべきでしょう。
贈り主の名前はポチ袋の中央下に、新郎側が頼んだ人には新郎の苗字を、新婦側が頼んだ人には新婦側の苗字を記入するようにします。正式には筆と墨で書きますが、筆ペンでも問題ないでしょう。
お金の入れ方はお祝い事なので、お札の向きに注意が必要です。ポチ袋ではお札は三つ折りにしなくてはいけませんが、この時に誤ったたたみ方をしないようにしましょう。まず、お札を表にして置き、左側を折り、右側を折り、そのままの状態で自分の方に表を向けたポチ袋の中に入れます。反対にしてしまうと不祝儀の意味になってしまうので気をつけましょう。
受付は長時間立ちっぱなしのことが多くなかなか大変な仕事です。しきたりに従って妥当な金額のお礼を支払うのももちろん大事ですが、それだけでは足りません。必ず、後日、新郎新婦自らがお礼の言葉を伝えることも忘れないようにしましょう。