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香典返しとはなにが違う? 法要の引き出物マナー
法要のマナー
 

香典返しとはなにが違う? 法要の引き出物マナー

法要では、御供のお礼として引き出物を用意するのがマナーです。引き出物には、熨斗や表書きといった決まり事があります。ここでは、法要の引き出物を用意する仕方や人気の品物、香典返しとの違いなどについて紹介します。

引き出物の熨斗(のし)と人気の品物

熨斗(のし)と表書き

通夜や葬儀だけでなく、法要のたびに引き出物は用意するのがマナーです。ほとんどの場合、参列する人が御供を持ち寄ります。それは御供のお礼として持ち帰ってもらうものが、引き出物だからです。通夜や葬儀は不幸があっての法事ですが、法要は供養であって不幸があるわけではありません。このことから、忌日や年忌などでは、熨斗の種類を使い分けることがあります。
法要での熨斗につける水引は、一周忌までは黒白か双銀の結び切り、三回忌以降は青白か黄白の結び切りの水引を用います。表書きは、「志」あるいは「粗供養」としましょう。用意するお店などで、用途を伝えることで適切な熨斗を付けてもらえます。
包装紙は、白や黒、グレーが適切です。もしくは、落ち着いた色調の青や緑の包装紙を選びます。菊の模様など、シンプルな柄が入ったものでも問題ありません。

人気の品物

法要の引き出物は、後に残らないものを選ぶのがよいとされています。消耗品や食べ物などから選ばれることが多く、消耗品では洗剤や石鹸などが人気です。食べ物や飲み物では、お茶や海苔などの乾物、お菓子などに人気があります。引き出物は御供を送ってくれた方に対して郵送や宅配でお返しすることもありますが、直接参列してくれた方に持ち帰ってもらうのが基本です。そのため、重い物やかさばるもの、持ちにくいものを避けるのも心配りとなるでしょう。また、最近人気がある引き出物としては、カタログギフトがあります。好きなものを選んでもらえるメリットがあり、もらって困るということはないでしょう。
郵送や宅配を利用する場合は、御礼状を同封するようにしましょう。時候の挨拶は述べず、御供へのお礼を書きます。法事を滞りなく済ませることができた旨も、報告するようにしてください。

引き出物と香典返しの違い

引き出物は御供のお礼

仏式では、亡くなってから四十九日まで7日ごとに法要をすることで故人の冥福を祈ります。四十九日までに亡くなった人の裁きが決まるとされ、このときまでに仏になれるかどうかが大事なのです。そのため、忌が明けるのは四十九日を過ぎてからとなります。供養をしてくれた方へのお礼となるのが、引き出物や香典返しです。
似ているようで意味が異なりますから、それぞれの目的を知っておきましょう。
引き出物は、法事に参列してくれた方からいただいた御供へのお礼です。遠方に住んでいたり、都合がつかずに参列できなかった方から郵送や宅配で御供が届いた場合は、同様に引き出物を送るのがマナーとされています。水引は、黒白か双銀の結び切りを用います。熨斗の表書きは、「志」や「粗供養」とするのが一般的です。
金額の目安は、親族の場合は御供の3分の1~半額程度、一般の方の場合は御供の半額程度の品を用意する傾向があります。御供をいただく前に引き出物を用意する必要がありますから、あらかじめ親族などに当地の御供の相場や定番の品などについて確認しておくと安心です。

香典返しは香典のお礼

香典返しは、忌中にいただいた香典へのお礼です。水引は黒白か双銀の結び切りを用い、熨斗の表書きは「志」としたり、関西地方では四十九日までの法要に「満中陰志」とすることもあります。
人によっては、香典と御供の両方をいただく場合もあります。その場合は、引き出物と香典返しの両方を渡しましょう。引き出物は当日返し、香典をいただいた場合は後日に香典返しを用意します。
香典返しの金額の目安は、いただいた香典の半額程度がよいでしょう。品物選びのポイントは、食品や消耗品などのすぐに使えてなくなってしまうものです。不祝儀がいつまでも残らないようにという意味合いが込められており、お茶や海苔などの乾物、お菓子、洗剤などが定番とされています。
最近の傾向にならって、ギフトカードやカタログギフトを利用するのも一つの方法です。特にカタログギフトは、充実度が増しています。香典返しというと定番すぎる印象を持たれがちですが、自由に選べるカタログギフトの場合は必要なものをお返しにできるのがメリットです。金額も幅広く用意されていますから、検討してみてはいかがでしょうか。

一周忌以降の引き出物

厳密には、四十九日を過ぎたら香典や香典返しという呼び方はしません。仏様のために御供物や御供物料をいただくことになり、御供や御仏前と呼ぶのが正式です。四十九日より先の法事では、御供に対するお返しは引き出物となります。ただ、法事のときにはいつでも御供をするのが礼儀です。喪家では、御膳と引き出物でお礼をします。香典返しとは異なり、御膳と引き出物を合わせて御供と同額程度あるいは7割程度にお返しするのがマナーです。
会食はしない場合もありますから、その分引き出物にまわすこともあるでしょう。相場以上の御膳を用意するのが風習とされている地域もあり、当地の人に相談するのが確実です。