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これを知ると贈りたくなる!お中元2018トレンドとお中元の歴史
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これを知ると贈りたくなる!お中元2018トレンドとお中元の歴史

室町時代から徐々に広まりはじめたお中元の習慣。
「お世話になった人への感謝」という意味合いは、江戸時代に萌芽(ほうが)しはじめたといいます。現在では、会社の服務規程で贈答品の授受が禁止されるなどの影響もあり、若いビジネスマンのあいだで、お中元はやや影の薄い存在となっています。
けれども、感謝を込めて贈られた品物は嬉しいに違いありません。
そこで今回はお中元の歴史とマナーについて調べてみました。

意外と深いお中元の歴史

“中元”は中国の祭日が起源?

お中元の“中元”は、中国の民族宗教である「道教」の三元のひとつ、中元にあやかったものです。
三元とは、上元・中元・下元の3つの祭日をまとめた言葉です。中元は旧暦の7月15日で、この日は、土皇、四維八極の神々を統括する「地官赦罪大帝(ちかんしゃざいたいてい)」が誕生した日といわれています。この神は人々の様々な罪を許すとの伝説があり、中国の信徒は中元の日に一日中、火を焚いて、自分が犯した罪を懺悔したそうです。火の懺悔の後は、さらにその罪滅ぼしのため、近隣の人たちに贈り物をしたといいます。これがお中元の源になったといわれています。また、旧暦7月15日といえば日本ではお盆の送り火の頃で、子方が親方へ正式訪問する「盆礼」が行われていました。盆礼ではそうめんや米、塩さばなどを贈答品として手渡す風習があり、これと中元が合わさってお中元という日本古来の文化になったといわれています。

お世話になった人への感謝

お中元は室町時代、公家の間で広まっていき、江戸時代には庶民にもなじみのある慣習へと変化していきました。その時代に贈答品として重宝されていたのは、うどん、そうめんなどの乾麺だったようです。また、お中元の意味である、「お世話になった人への感謝を贈り物で表す」もこの時代に芽生えたといわれています。

昭和のお中元商戦

昭和の初頭から配送サービスをしていた

百貨店の老舗、松坂屋においては、昭和9年にすでにお中元の配達をしていたとの記録が社内報に残っているそうです。現在のように冷凍便などはなかった時代ですから、日持ちのする缶詰、海苔、砂糖、そうめんなどを主に配達していたようです。
ちなみに、この当時のお中元の贈答品で注目を集めていたのは、赤ちゃん用の蚊帳、浴衣の反物、などだったようです。嗜好品よりも実用品が上位に顔をそろえており、重宝されていたことが窺えます。

昭和40年代のお中元の人気はビール

テレビ、冷蔵庫、洗濯機の“三種の神器”が普及していった、昭和40年代のお中元の人気商品の第1位はビールでした。暑い盛りの7月、贈答品の冷えたビールを家で飲むというのは、家庭用エアコンの普及までは至っていない時代だけに、さぞかし格別だったことでしょう。
明治時代からビールはお中元の品物として贈られていたそうですが、当時は高価だったこともあり、ごく限られた人たちの中でのことだったそうです。

お中元を贈る際、気をつけたいこと

お中元に相応しくない品物もある

お中元の基本は、お世話になった人への感謝の気持ちを込めて贈るものです。しかし、贈るものを間違えてしまうとせっかくの感謝の気持ちが台無しになってしまいます。そこで、贈ってはいけない品物を挙げておきます。
まずは「刃物」。オシャレなペディナイフとか贈り物に向いていそうですが、刃物は縁を切るという意味にもつながるのでNGです。また、踏みつけることを連想させる「履物・靴下」も除外、さらに「カバン・時計・文房具」は、仕事道具でもあるので上司などに贈ると「勤勉に働け!」という僭越な意味に捉えられてしまうのでアウトです。この三点には注意しておきましょう。
ちなみに、お中元の品で多く用いられているのは、ビールセット、コーヒーセット、産直生鮮食料品、洗剤などが上位を占めており、ひとつの平均価格は5,000円前後となっています。

誰に贈るかを考える

本来ならば、お中元は訪問して手渡しするものですが、現代の事情に合わせると百貨店、ギフトセンターからの配達が合理的という流れです。
配達であってもほとんどの店舗でメッセージを添えられるので、日頃の感謝の気持ちを簡潔に記しておきたいものです。
贈る相手の統計を見てみると、両親がいちばん多く、次に親戚、兄弟、知人・友人、上司となっています。順位こそ低いですが、隣近所に贈る律儀な人もいるようです。
気を付けておきたいことは、会社の服務規程で贈答品が禁止になっているところもあったりしますので、贈りたい相手へ事前に一声かけるのを忘れないようにしましょう。
また、自分がお中元を頂いたら、返礼の必要はありませんが、なるべく早めに手紙などで受け取ったことと感謝の気持ちを伝えてください。
最後になりましたが、関東地方のお中元時期は7月初旬から7月15日までが一般的で、そこを過ぎたら暑中見舞いに代えて贈るようにします。地方によっては、8月初旬から8月15日までというところもあります。