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春ギフトには何を贈るのがいいのか?
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春ギフトには何を贈るのがいいのか?

贈答品のやり取りといえば、お中元やお歳暮の季節が最初に思い浮かぶかもしれません。しかし、お中元やお歳暮の時期だけ、贈答品のやり取りが行われるわけではありません。一年のうち、様々な機会を通じてプレゼントを贈ることがあると思います。せっかく贈り物をするなら、春という季節ならではの季節感のある贈り物を選んでみてはいかがでしょうか。このページでは春という季節や行事と祝日の紹介に加え、春の季節にふさわしいギフトの紹介をしています。春ギフトを選ぶ際に迷うことがあれば、参考になさってください。

春ギフトにふさわしい季節感とは?

春という季節にふさわしいギフト探し

春は暦の上では2月4日頃の立春から始まります。2月にあるプレゼントを贈る日といえばバレンタインデー、さらに翌3月にはお返しのホワイトデーがあります。また入学、卒業、入社などのイベントもありますから、贈り物選びに頭を悩ます季節かもしれません。
春という季節にふさわしい贈り物を選ぶためには、やはり春の季節感がどのようなものか、概略だけでも知っておくことが大切でしょう。そうした知識がきっとこだわりの春ギフト選びに役立ってくれるのではないでしょうか。

気の利いた春ギフトを選ぶために、春について知る

最初に触れたように暦の上では、2月4日頃の立春から春が始まります。そして、夏の始まりを意味する5月5日頃の立夏の前日までが春の季節になります。ひと口に春といっても、その中には季節の移ろいや変化があります。それは二十四節気と呼ばれる一年を24にわけた区切りで表現されています。先に出てきた立春や立夏がそうです、ちなみに春という季節の中には、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨という区切りがあります。なお、それぞれの意味を簡単に説明すると、立春は春の始まりという意味、2月19日頃の雨水は雪が雨に変わり雪解け水が流れ出す時期という意味、3月6日頃の啓蟄は土の中にいた虫が穴を啓(ひら)いて出てくる時期という意味、3月21日頃の春分は昼と夜の長さがほぼ等しくなる日、4月5日頃の清明は清浄明潔という春の清らかで生き生きとした様子を示し、4月20日の穀雨は作物を潤す春の雨が降る時期といった意味になります。この大きく6つに分けられた春の節気を順にふたつずつまとめて、初春、仲春、晩春といいます。

行事やイベントから春ギフトにふさわしい候補を考える

春ギフト選びのために、初春に行われる行事や祝日を知る

春ギフトといっても、春の季節は先に見たように、約3ヵ月の間に様々な顔を見せます。そこで春ギフトを選ぶときには、贈り物をするタイミングで行われる行事やイベントを参考にしてみると良いかもしれません。初春から順に春の主な行事や国民の祝日を見ていきましょう。
まず2月11日には国民の祝日である建国記念日があります。いかにも日本らしさのあるギフトが良いと思われます。和菓子や和装の小物、座布団、和包丁など、様々なものが考えられます。続いて2月14日にはバレンタインデーとなり、定番のチョコレートに加え、季節柄ニットなどもよく贈られるようです。そして3月3日は桃の節句、女の子のお祭りの日です。初節句を迎えるお孫さんへなら雛人形などになるでしょう。また雛祭りの宴席用に白酒、ひなあられといったものも定番かもしれません。

春ギフト選びのために、仲春に行われる行事や祝日を知る

仲春になると、3月14日にバレンタインデーのお返しのホワイトデーがあります。洋菓子でお洒落でかわいいものが無難なようです。恋人や夫婦間ならアクセサリーなど奮発するとより良いでしょう。
ところで、仲春は3月から4月に跨っています。この時期は卒業や定年退職で去り行く方を見送る時期でもありますし、入学や入社で新しい世界へ羽ばたく方の前途を祝う時期でもあります。また4月は公務員の方の転勤がもっとも多い時期ともいわれています。そうしたときにプレゼントをする機会は多いでしょう。ただ、どのようなギフトがふさわしいかは状況や人により千差万別でしょうから、一概に何が良いとはいえません。迷うようならカタログギフトなどを頼るのもひとつの手です。また、この時期は桜の開花時期にも被っています。桜をモチーフにしたお菓子や雑貨、コスメなどを選んでみるのも良いかもしれません。

春ギフト選びのために、晩春に行われる行事や祝日を知る

晩春になると、4月8日の花祭りがあります。潅仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)などとも呼ばれる仏陀の誕生を祝うお祭りです。特にプレゼントを贈るような習慣はありませんが、甘茶をいただくのが定番ですから、甘茶を贈ってみるのも良いかもしれません。
次に4月29日の昭和の日、5月3日の憲法記念日、5月4日のみどりの日と、ゴールデンウィークを構成する国民の祝日があります。昭和の日は昭和天皇の誕生日であり、憲法記念日は日本国憲法が施行された日、みどりの日は自然に親しんで豊かな心を育む日です。ゴールデンウィークは行楽地にお出かけする方も多いと思いますが、長期休暇を利用して帰省される方も少なくないようです。そうした方はお住まいの地域の銘菓などをお土産にされるようです。また、ゴールデンウィーク中に行楽にでかける方へ、レジャー用品をギフトにしてみても良いかもしれません。キャリーバッグやバックパックからバーベキューセットや折りたたみチェア、保冷バスケットなどが考えられます。
春という季節も様々な顔を持っていますから、贈るタイミングに合わせて、季節を感じさせるギフトを見つけてみてはいかがでしょうか。