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「成人の日」はどう祝うか?
1月(睦月)
 

「成人の日」はどう祝うか?

青年の男女が大人になったことをお祝いする「成人の日」。20世紀に入ってから国民の祝日として定められた、比較的新しい年間行事です。子供を持つ親御さんにとっては子育ての一区切りでもあり、感慨深い一日ではないでしょうか。ここでは、成人の日のお祝いの仕方やマナーについて紹介していますので、参考にしてみてください。

成人の日とはどういう日?

成人の日と成人式

成人の日は、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励はげます」日として、1948年(昭和23年)に制定された国民の祝日です。当日は成人式の式典が、全国各地の自治体単位で新成人を招待して行われます。ただし、豪雪地帯などで式典会場への集合が難しい地域では、成人式の開催を成人の日とは違う日にする場合もあります。
ちなみに、制定された当時から1999年までは、1月15日が成人の日でした。2000年以降はハッピーマンデーという制度によって、1月の第2月曜日に移行しています。
また、祝日の日付が変更されると共に、成人式の対象年齢にも多少変化がありました。以前は1月15日に満20歳を迎えていることが新成人の条件でしたが、現行では学年で区切られ、4月1日から3月31日、つまり、1月~3月の早生まれとなる「満19歳」もその年の成人式の対象とされるケースが一般的なようです。
成人式に備えて、お子さん、お孫さんのために衣装など準備をしようとする場合は、自治体の定める新成人の対象や日程をあらかじめチェックしておくと良いでしょう。

新成人を祝う伝統

成人の日や成人式は、日本に存在するさまざまな年間行事と比べると、新しいものといえるでしょう。ただ、比較的新しいとはいっても、子供達が大人になった節目を祝う儀式自体は昔からある習慣でした。男性の場合は元服、褌(へこ、ふんどし)祝い、女性の場合は裳着(もぎ)、髪上げといった儀式において、成人のお祝いをしていました。元服は加冠(かかん)、初冠(ういこうぶり)などともいい、髪を結って冠をつけるなど髪型や服装を大人のものに改める儀式でした。元服は、奈良時代から貴族社会の中で行われており、やがて台頭してきた武家階層の間でも、成人となる通過儀礼は冠を烏帽子に変えて引き継がれています。元服の女性バージョンが、裳着や髪上げで、裳という衣装を初めて身に着けたり、禿(かむろ)という長いボブカットか、おかっぱのような髪型から、髪を結って後ろに垂らす髪型に変えることで、大人の仲間入りをしました。
一方、庶民の間では褌祝い(へこいわい)という、男児は初めて褌を締め、女児は初めて腰巻きをつける儀式がありました。なお、近代に入る前は特に何歳から成人という規定もなく、12~13歳くらいから元服など前述のような儀式を通して大人の仲間入りをしていました。
そして、明治維新後は兵役に適しているかを調べられる徴兵検査が、一人前の大人の男性として認められる通過儀礼の代わりとなります。

成人式に臨んで

成人式というハレの場に送り出す前に

お子さんやお孫さんが成人式を迎える際、なにかれと世話を焼きたくなるものでしょう。特に目につく衣装と所作に関しては、もし必要なら注意をしてあげるといいかもしれません。男性の場合は、ダークスーツにネクタイ着用という格好が一般的で無難です。割合は多くありませんが、羽織袴姿でもよいでしょう。女性の場合は、スーツやドレスも少数見受けられますが、振袖がほぼスタンダードとなっています。新規にあつらえずとも、レンタルで一式揃えることができるお手軽さも大きいかもしれません。
そこで気になるのが、羽織袴、振袖といった衣装は、普段着慣れていない新成人がほとんどであろうということです。着付けは業者にしてもらえばよいでしょう。しかし、途中で着崩れしないよう、所作についてアドバイスをしておくといいかもしれません。和服は洋服と違って袖が大きいですから、何かに引っ掛けないように気をつける必要があります。特に振袖の場合は注意が必要でしょう。椅子に座ったり、階段を使う際は両袖が地面に付かないよう膝の上に乗せたり、手に持っておいたりする必要があります。また、袖口が大きいですから前腕がむき出しにならないように、グラスを掲げるなど手を上方にあげる際、空いた手であげた方の袖を持つというのも基本です。
さらに車などに乗り降りする際は、裾が乱れる原因になりうるので、前裾を押さえておきましょう。さらに、椅子に座るときは帯を崩さないよう深く腰掛けないようにするといったことも大事です。

成人のお祝いとお返し

成人式という公的なお祝いの場以外にも、家族でお祝いの席を設けるケースもよくあります。しかし、成人式の後は新成人同士でお祝いに繰り出すこともあるでしょうから、そのあたりの調整は必要になるかもしれません。
また、親類や知人のお子さんが成人式を迎えるなどで、お祝いの金品をプレゼントすることがあるかもしれません。その際の相場は1万円程度のようです。
品物を贈る場合は、社会人になってから役に立つようなものが一般的です。ネクタイや時計など、スーツスタイルで用いるアクセサリーやバッグ。もしくは、ギフトカードやカタログギフトなど、本人に好きなものを選ばせるスタイルもよいでしょう。お祝いの金品を贈る際、表書きは「祝御成人」「御成人御祝」などとし、のしつき、水引は紅白の蝶結びとします。
また、お返しは基本的に不要です。しかし、親族や身内以外からいただいたものに関しては、いただいたものの3分の1~半額程度の予算でお返しをした方がよい場合もあります。また、どなたからいただいたにせよ、お礼状を送ったり、いただいた本人が電話するなどして感謝の心を伝えるのは最低限のマナーと言えます。