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「帯祝い」ってどんなお祝い?
帯祝い
 

「帯祝い」ってどんなお祝い?

「帯祝い」とは、妊婦の安産を祈念して腹帯を巻く儀式のことです。犬の子だくさんと安産にあやかることから、妊娠五ヶ月目にあたる戌の日に行うこととされています。また「帯祝い」は、一般的に内輪で祝うものとされており、大勢からお祝いを受けるといった類の行事ではないことは、あまり知られていません。さらに儀式には伝統的な作法があり、調べてもよく分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、「帯祝い」の作法や祝い方について詳しく説明していきます。

「帯祝い」の意味とマナーを知る

「帯祝い」を執り行う意味とは?

お腹の中で育つ赤ちゃんの成長、そして安産を祈願する「帯祝い」。安定期に入る五ヶ月目(16~19週目頃)の戌の日に合わせて執り行うのが、古来からの習わしです。戌の日を選ぶのは、お産が軽く、多産な犬にあやかっての習慣といわれていますが、前記した通りですが、現在では別段日にちにこだわらず、妊婦の体調次第で行うケースもあるようです。が多いようです。では、「帯祝い」に何をするのか? というと、シンプルに言えば「妊婦の下腹部に腹帯を巻く」のみです。しかし江戸時代以来、腹帯をしめるのは、妊婦の腹部を圧迫してしまうのであまり良くないのでは? と敬遠されていた時期もあったようですが、医学的に腹帯をするのは意味ある行為だと提唱されており、昨今では多くの妊婦が恒例行事として行なっている背景があります。

腹帯の巻き方やお祝いの流れは?

妊婦が巻く腹帯は、「岩田帯」という白い布を使うのが一般的です。しかしながら、腹帯は何も行事として一時的に巻くのではなく、夏場の冷房や冬場の寒さ対策として、さらに衝撃を吸収してくれるので腰への負担を軽減するなど、日常的に使えるものです。また、胎児の位置を安定させる効果や、妊婦に自身が妊婦である事実を自覚させ、慎重に行動させるなどの効果も見込めるのでやって損のない行為と言えます。ちなみに、古来から続く行事とあり、作法としての形式的な巻き方こそありますが、基本的には妊婦さんが苦しくない程度に調節して締めるべきでしょう。
「帯祝い」の流れは非常に簡単で、神社で参拝した後、いただいた腹帯を巻くだけです。前記した様に巻き方には作法があり、簡単に説明すると、まずお腹の下から支える様に帯を巻き、次に体の正面で帯を折ります。そして最後に帯を内側に折り込んで出来上がりです。しかしながら、帯の巻き方によってはお腹を圧迫してしまう恐れもありますので、産婦人科の医師などと相談し、自分の体型に合った巻き方を実践すべきでしょう。ちなみに、腹帯はサラシの様に布を巻くタイプのものだけでなく、ガードルやコルセットの様に簡単に脱着できるものもありますので、どうしても布を巻く方法だと合わないという方は、いろいろなタイプを試してみるのをおすすめします。

「帯祝い」の祝い方と贈り物について

「帯祝い」はどう祝う?

神社で参拝し、腹帯を巻いたら、両家の両親や親族を交えて食事をするのが一般的です。とは言え、両親と離れて暮らしている場合は、夫婦だけでお祝いする形を取っても良いでしょう。そして、帯祝いを執り行う上で気をつけるべき点は、妊婦さんの体調につきます。妊娠五ヶ月と言えば安定期に入ったばかりの時期です。体調の善し悪しは個人差があるので、安定期に入ったからと言って、誰でも調子が良いとは限りません。もし体調が優れないなら、次の戌の日に行えば良いだけのことです。ちなみに、戌の日は月に2回、ないし3回ありますので、カレンダーなどで予め調べておくと良いでしょう。

「帯祝い」には何を贈る?

一般的には妊婦の実家から岩田帯を贈るのが習わしです。そして、岩田帯に白木綿一反を添えて妊婦に渡します。とは言え近年では、夫婦で神社に参拝へ行った際、腹帯を購入するケースも多い様です。尚、岩田帯を贈る際ののしには紅白蝶結びの水引をつけ、表書きには「祝の帯」「御祝」「帯祝」といった文言を用いましょう。
また、身内以外、もしくは岩田帯以外の贈り物をする場合は、マタニティ用品、ベビー用品、胎教グッズなど、育児用品全般からチョイスするのが一般的です。しかしながら、ベビー服などは実際に産まれてから贈るのが常識的ですので、妊婦さんが使えるグッズや食べられるものなどを贈るケースが多い様です。さらに、現金やカタログギフトを贈るもの良いでしょう。その際の相場は、3,000円~5,000円程度が一般的の様です。ちなみに、4,000円や6,000円、さらには9,000円といった陰数(偶数)は縁起が悪いといった印象を与えてしまうので、避けるようにしましょう。

「帯祝い」のご贈答マナーについて

「帯祝い」のご贈答マナーをまとめると、まず岩田帯を贈る場合は「花結び」ののしを付けます。また、お祝い金を贈る場合は表書きに「御帯祝」「御祝」「御着帯お祝」「寿」などとします。そして、金封は「紅白あわび結び」「紅白花結び」にしましょう。