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定年退職のお祝いとそのお礼の仕方
定年祝いのお返し
 

定年退職のお祝いとそのお礼の仕方

いつか必ず迎えるリタイアの日。仕事仲間や家族、友人としてそれぞれの立場で、定年で退職する人の長年の労をねぎらって差し上げたいものです。また定年のお祝いをしてもらった方も、仕事で苦労を共にした同志や、支えてくれた家族からの定年のお祝いに、真心からの感謝を伝えたいもの。そこで定年退職のお祝いとお返しのマナーについて解説します。

定年祝いの基本

定年を迎えた方の胸中をおもんばかる

定年のお祝いは、単純におめでたいことだらけというわけではありません。一般的に定年を迎えて退職する方は、長い年月を勤め上げた満足感を覚えるのと同時に、寂しさや定年後の生活への不安を覚えていることが少なくないといいます。そこでお祝いする側は、定年退職者の複雑な胸の内を察し、長い間お疲れ様でしたという感謝の気持ちだけでなく、今後の健康や充実した生活を祈り、励ますような気持ちで接することも大切でしょう。

会社でのお祝い

会社でのお祝いをする場合は、その職場の慣例に従って行います。通常は部署単位の有志で会費を募って、歓送会や送別会を催すことが多いでしょう。そこで花束や餞別の品を贈ったり、好みが分かっているなら少々奮発して記念品を贈る場合もあります。なお、現金を目上の方に贈るのは失礼ですので、贈り物は必ず品物にしましょう。

家庭でのお祝い

会社でするお祝いと違って、お祝いの仕方に幅広い選択肢があります。お祝いの席を設けるだけでなく、旅行のプレゼントといった身内でなければ贈りにくいようなお祝いもできます。

どのような贈り物が喜ばれる?

これから使えるものが基本

一般的に、定年退職祝いの品として適しているとされているものには、花束やお菓子、雑貨、インテリア、食事券、旅行券があげられます。そのほかの変り種では、健康グッズのようなものもよいかもしれません。また、余暇を活かしてもらうために、もし相手の趣味が分かっているのなら、趣味に関するものを贈るのもいいでしょう。スポーツが趣味なら、ウェアや用具といった具合です。
定年を祝う贈り物の値段の目安は、職場関係の個人では3千円〜5千円、親戚や友人では5千円〜1万円、家族では1万円〜3万円とされています。贈る際の体裁は、のし付き、紅白の蝶結びの水引で、表書きは「御礼」「御退職御祝」「祝定年御退職」などとします。

避けた方がよい贈り物

定年退職をするわけですから、今までやって来た仕事を連想させるものは基本的に避けた方がよいとされています。例をあげるとネクタイ、ビジネス鞄、手帳、靴下、ベルトなど。とはいえ、昨今では定年後も同じ会社に再雇用されたり、他の会社へ再就職されたりする方も少なくありません。お祝いを贈る相手の状況に応じて、より喜ばれそうなものを考えましょう。

定年祝いのお礼はどうしたらいい?

お返しは基本的に不要

一般的に退職祝いのお返しは必要なく、お礼状を送る程度で十分とされています。退職して一週間程度時間が経った後、近況報告を兼ねたお礼状を送ります。お礼状には、設けていただいたお祝いの席への感謝や、いただいた贈り物への簡単な感想も記しておくといいでしょう。

お返しをする場合には?

お返しをする必要はないとは言え、「絶対にしてはいけない」というわけでもありません。定年を祝ってくれた方々に、余計な気を遣わせない範囲でお返しするのもいいでしょう。その際は、お礼状を出すタイミングで、一緒にお返しをします。職場からのお祝いへのお返しなら、大勢で分けられるものがベターです。詰め合わせや個別包装のお菓子、小分けになったお茶やコーヒーなど、オフィスで皆が消費できるものが無難でしょう。友人や親戚ならお茶請けのような、ちょっとしたものを持参してお宅を訪問するのもよいかもしれません。また、お返しの品は、いただいたお祝いの値段の3分の1~半額程度が目安です。