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男の子のための「端午の節句」、気になるマナーとは?
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端午の節句
 

男の子のための「端午の節句」、気になるマナーとは?

5月5日は「端午の節句」。男の子のいるご家庭では、華やかなお祝いをされる方も多いのではないでしょうか?地域によってさまざまなお祝いの仕方がありますが、気になるのがマナー。端午の節句の由来や用意する食事の内容など、知っておきたい情報などを集めました。お祝いをさらに素敵に演出するために、今一度確認しておきましょう。ただし、端午の節句は地域等によって風習に違いがあるもの。迷ったら、地域の詳しい方や親しい方に伺うのが良いでしょう。

端午の節句の由来とは?

5月に災厄を払う薬草として、古くから中国では「菖蒲」が用いられていたそうです。健胃薬・打ち身などの薬としても、漢方ではよく知られる存在の菖蒲。葉や根をお酒に浸した菖蒲酒を飲む習慣もあったと言われています。中国から日本に伝わり、軒先にさして厄除けとして使ったり、菖蒲湯に入る行事として少しずつ浸透していったようです。
端午の節句の別名は「菖蒲の節句」。厄除けや魔除けの行事が行われる日だったものが、男の子の節句になりました。では、どうして男の子の節句になったのでしょうか?その秘密は「菖蒲」の読み方にあります。音が「勝負」や「尚武」に通じることから、男の子の節句として広まっていったとされています。

現代の端午節句の祝い方

できれば用意したい粽と柏餅

武者人形などを飾って、親しい方を招いてお祝いの会をされる方も多いようです。初節句の場合には、双方の祖父母等を招いてごちそうを一緒に食べたり、写真やビデオでその日の記念を残したりと、皆で子供の成長をお祝いする、良い思い出になるでしょう。
祝い膳の基本は、粽と柏餅。粽は、中国で5月5日に自らの命を絶った屈原という人物を弔うために供えられたのがはじまりだという説があります。柏餅は、神様にお供えするお餅を柏の葉で包んだことから・・・という由来も。このほか余裕があれば、赤飯や鯛のかぶと煮のほか、子供の好物などを数品プラスすると、テーブルがより華やかになるでしょう。
西日本地方なら、ブリやスズキなどの出世魚が喜ばれるなど、地域や風習によって違いがあるので、適したものを用意することをおすすめします。

招かれたらどんなものを持っていくのがマナー?

端午の節句なので、菖蒲の花やケーキのほか、プラモデルやミニカーなど、子供が喜ぶちょっとしたプレゼントを持参するのが良いでしょう。このほか、伝統的な行事にちなんで、コマなどの昔ながらのおもちゃを用意するのも一つの案です。

菖蒲湯のすすめ

菖蒲の節句としても知られる端午の節句ですが、軒先にさしたり、枕の下に敷いたりする風習も、地域によっては残っているようです。一般的に馴染み深いのは、お風呂に入れて楽しむ「菖蒲湯」ではないでしょうか?入浴剤でもかまいませんが、せっかくの端午の節句、ぜひ本物の菖蒲を浮かべて、菖蒲湯を楽しみたいものです。端午の節句の時期になると、スーパーのほか、花屋さんでも菖蒲湯用の束が販売されています。これを湯船に入れるだけでOK。誰でも手軽にできるのがうれしいですね。浮かべると、菖蒲の葉と茎から気品ある香りが漂い、浴室が満たされるはず。豊かな香りを楽しむのはもちろん、身体を温めてくれるとも言われる菖蒲。リラックスして菖蒲湯を満喫しましょう。

武者人形や鯉のぼりについて

それぞれの家庭に合ったものを

端午の節句には、武者人形や鯉のぼりを飾るのが一般的です。ただし、正式に一揃いすべてを用意するのではなく、もちろん太刀一振りやかぶとだけでもかまいません。スペースの関係もあるので、それぞれの住宅事情や好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。

武者人形とは?

一般的な飾りは三段飾りです。上段には金屏風を立て、向かってみた場合の左が弓矢、右に太刀、中央によろいかぶとを配置します。二段目は、両端に吹き流しと鯉のぼり、中央に太鼓、左右に軍扇と陣笠をバランスよく並べます。三段目は両端にかがり火、中央に菖蒲酒を置き、左右に粽と柏餅を供えましょう。あくまでも一例で、いろいろなバリエーションのものがあります。

鯉のぼりについて

昔は、士族の家などに男児が生まれると、しるしとして立てられていたのぼり。一般家庭では鯉のぼりになり、男の子の節句に合わせて用いられるようになったのは、だいぶ後のことのようです。端午の節句のころになると、鯉のぼりが風にたなびく姿を見かけますが、構成の詳細については意外と知られていないのではないでしょうか?竿の先についているのが、回転玉・駕籠玉(かごだま)で、その下が矢車、吹き流し、真鯉、緋鯉の順となっています。本来は、朝あげて日が落ちたらおろすもの。関東から東北は、鯉のぼりをあげる家を多く見かけますが、関東より西ではのぼりを立てる地方もあります。