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お詫びの品について考えてみよう
お詫びの品
 

お詫びの品について考えてみよう

お詫びの品を選ぶのにもマナーがある、ということをご存知でしたか。
何か適当に箱詰めのお菓子でもと考えがちですが、もしも、自分のミスで怒らせた相手がマナーにうるさい人だったら、事態は悪い方向へと向かってしまう可能性はなきにしもあらずです。
そうならないため、お詫びの品を選ぶ際に注意したい点、最適な品物などをまとめてみました。ビジネスシーン、生活の中でトラブルが起きたときに知っておいて損はありません。

お詫びの品の必要性

誠意ある対応のひとつの要素

ビジネスマンとなれば、自分のミスで取引先の人を怒らせてしまった、というのはレアケースでは、ないはずです。
その時、ひとつ対応を間違えてしまえば、取引停止など自分の会社に不利益を招いてしまうことにもなりかねません。そうした事態を未然に防ぐため、電話やメールでいち早く謝罪するわけですが、それはあくまでも事前策であって、本当の謝罪は怒らせてしまった相手との面会からはじまります。その面会で許してもらえるかは別問題として、誠意ある対応をいち早く取ることが大切です。その時の要素のひとつとして、“お詫びの品”が必要とされるわけです。

手ぶらでの謝罪はNG!

「かなり怒らせてしまったから、あの人はお詫びの品を受け取らないだろうし、手渡せないだろう」などと考えてはいけません。謝罪へ出向くのに、手ぶらは禁止です。お詫びの品が謝罪のためのひとつのツールであるとしても、やはり社会人の常識としてマナーに沿った品を選んで、謝罪に向かいたいものです。
次は、昔からお詫びの品として用いられてきた物の特徴を挙げてみます。

老舗の和菓子などが重宝

最適なのは菓子折り、羊羹

昔から一般的に言われているのが、お詫びの品は「形が残らない方が良い」ということです。もし、選んだ品物が毎日手にする食器類であったとしたら、何かの拍子に不愉快な出来事を思い出すきっかけになってしまうので、精神衛生上、よろしくありません。だから、形も残らず、さっぱりと忘れられるように食べ物が妥当とされています。ちなみに昭和の頃は、外国製の煙草をお詫びの品として手渡すこともあったようです。
さて、食べ物とヒトクチに言っても実に様々ですが、お詫びの品には菓子折り、格式ある老舗の羊羹などが多く用いられているようです。菓子折りは、のし、水引などかけずに包装紙のまま手渡すのが、当たり障りがないとされています。
お詫びの品を買う際、値段にも注意をはらわなければなりません。
値が張るものだと「物で解決しようとしている!」と、あらぬ誤解を受けてしまう可能性があるので注意してください。5,000円前後の物が、経費でも落としやすいので無難のようです。
お詫びの品は、謝罪が受け入れられた時に渡すのがベストだそうで、受け入れらなかった場合は、無理に置いて帰ることは失礼にあたるため、一礼して持ち帰るようにしましょう。

カジュアルな流行のスイーツ類は避ける

お詫びの品を行列ができるスイーツ店で買うのは、適切とはいえません。
確かに買うのにそれなりの時間を割かねばならないので、“苦労して手に入れたお詫びの品”として、付加価値は付くかも知れません。しかし、気分を害している相手としては、「わざわざ」というより「なんで、今こんな物を!」という気持ちにさせ、逆に事態を悪化させてしまう可能性もありそうです。なので、行列ができていなくともカジュアルなお店のスイーツ類は避けて、格がある老舗の和菓子などを求めた方が無難です。また、老舗の包装紙は長く世間に浸透しているだけに、どの世代にも分かりやすく場を和ます効果があるともいわれているようです。

マナーを守って謝罪へ

訪問先の近くで「お詫びの品」は購入しない

怒らせた相手が面会の時間を決めるので、それが1時間後なのか翌日になるのかは分かりませんが、当然のこととして指定した時間は守らなければなりません。
その面会時間までに、どうやってお詫びの品を買い求めるのか、ということが課題になってくるかと思います。
スマホで調べても近くに老舗の店はない、格のある和菓子店もないといった場合は、時間をやり繰りしてデパートの食品売り場へ寄ってみてください。老舗の支店が出店していたりしますので、それらを利用してみるのも手段です。
また、よくいわれていることは、訪問先の近くでお詫びの品を買い求めないことです。
骨惜しみしている、誠意が足りないと捉えられてしまう可能性があるので注意しましょう。

肝要なのは、誠意ある対応

お詫びの品に焦点をあてて話をすすめてきましたが、謝罪はこれですべて解決するわけではありません。お詫びの品をひとつのマナーとして知っておけば、いざというときに役立つはずです。よくいわれているのは、お詫びの品は“謝罪の場でのツール”に過ぎないということです。肝要なのは、誠意ある対応に他ならないということです。
こうしたことを踏まえつつ、ビジネスシーンのみならず生活の中のトラブルなどに応用してみてください。